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ギリシャ戦前夜に翌朝に突破的な仕事が入ったため、ギリシャ戦を生で
見ることができませんでした
もちろん、結果(スコアレスドロー)は知っていましたが、週末になって
やっと90分フルで試合を見ることが出来ました。

で、試合を見るまでの間、マスコミやファンブログやら掲示板やらTwitterやらで
日本代表の批判を嫌と言うほど見てきましたが、、、、
毒吐きを自覚しながらも敢えて言うなら、的外れな批判がめちゃくちゃ多い

それほど強くないギリシャ相手に勝てなかったんだから、批判はあっても普通。
でも、枝葉末節を批判してる人が多いと言うか。
私が敬愛しているセルジオ越後さんでさえ、その批判の仕方はちょっとどうかな、
と思いました。
それ以外の評論家たちは推して知るべし。

一番ムカつく批判は「気持ちが見えない」ってヤツでしたね。
気持ちなんて見えなくて当たり前。そんなもん見えたら、超能力者だよ。
気持ちが見える、とか言う人はどんな形して、どんな色で、どんな大きさを
してるのか教えてくれ。

実生活を考えれば分かるけれど、世の中には気持ちを上手く行動や言動で
表現できる人とできない人がいます。それが自分の周りではふつうだと理解
しているのに、テレビの向こうだと行動や言動で表現できて当然だと思ってしまう
人が多すぎます。
代表選手はスポーツ選手であって俳優でも何でもないのに。

相手にやたら突っかかって、相手の足を削るのが「気持ちが強い」というなら、
それは間違っている。走る距離が長ければ「気持ちが入っている」というのなら、
それも間違っている。
気持ちは目に見えない。内田のように、心は熱く頭はクールに、そして、タイミングに
全てを賭けている選手にとっては、相手の足を削る回数を増やすことはイエロー
カードを食らいやすくするだけだし、走る距離が長い選手は「考えて」走ってないだけに
過ぎません。
内田は、ここぞというタイミングを狙って相手の足を削り、ここというタイミングを狙って
コースを考えながら走る。だからこそ、90分間、一瞬のスピードで相手を凌駕し続ける
ことができます。

選手の技術や個性を無視して「気持ちが見えない」と言う人は、日本の得意なプレーを
して勝ったときは「気持ちが入ってる」、日本の得意なプレーができなくて負けたときは
「気持ちが見えない」と言っているだけのように私には見えます。

閑話休題。
さて、ギリシャ戦では圧倒的に日本がポゼッションを握っていたのに、なぜ1点も取れ
なかったのでしょうか?
「ギリシャに退場者が出て10人になったために、守備に専念する戦術に変更したのが
 痛かった。」
そう仰る識者が多いですね。

本当にそうでしょうか?
日本は引いている相手を散々攻略してきました。
それに、ドン引きにもレベルの高低があります。ギリシャのドン引きは、それほど
レベルが高くない。
1人少ないわけですから、余計にそうです。
なのに、点が取れない。

主な理由は4つあると思います。

①長友のハイクロス
ギリシャは長身で身体も大きい。日本の選手が小さい以上、ハイクロスでは
なかなか点が入らない。
それは事前に分かっていたことなのに、長友はハイクロスを入れ続けました。
もちろん、相手DFにクリアされないように低くて速くて落ちるクロスを入れることで
途中のDFをパスしようとしていましたが、そんなに上手くいくはずがありません。
普通のハイクロスに比べ、低くて速くて落ちるクロスは技術的に非常に難しく、
さらに味方の選手にピンポイントに合わせる精度が必要です。
長友のハイクロスは、そこまでの域には達していません(と言うか、そんな
ハイクロスをいつも上げられる選手はほとんど存在しません。)

この長友のハイクロスの多さについては、強化試合キプロス戦の記事にも
書きましたが、日本代表と最も合わない攻撃方法です。
もちろん、状況によってはハイクロスを上げた方がいい場面もあるし、
相手DFに追い込まれていてハイクロスを上げざるを得ない場合もある。
ですから、1本もハイクロスを上げるな、とは言いませんが、長友の場合は
多すぎます。
右SBの内田は、できるだけグラウンダーのクロスを入れるため、いろいろと
工夫をしていました。
最初は引くことで相手SBを引き付けてその裏にスペースを作っておき、
タイミング良く裏に走りこんでボールを受けることでマークを外し、グラウンダー
のクロスを入れる。
そういった内田の工夫が実り、何度もグラウンダーのクロスを入れて
いましたね。

長友は、インテルでの試合やアジア予選での戦い方が身に沁みついているのか、
反射的にすぐにハイクロスを上げてしまうんですよね。
それでは、点を取れる可能性は著しく低くなってしまいます。

②大迫を下げたこと
大迫を下げてから、日本はポストプレーの質が下がりました。
ちなみにハイボールのポストプレーのことではありません。グラウンダーの
ボールでのポストプレーです。
岡崎が1トップに入りましたが、岡崎はグラウンダーのポストプレーはさほど
上手くないし、1トップが大久保や柿谷でも同じことです。
グラウンダーのポストプレーが巧いのは、大迫(と前田)だけだったのに、
彼を下げたために、2列目の選手たちが生きなくなってしまいました。
ギリシャは引いていたので、1トップの選手が裏を狙って相手CBを下げる、という
手は使えない。だからこそ、ポストプレーが重要だったのですが、、、
後半、香川を入れるのなら、岡崎を下げるべきでしたね。

また、シュート意識という点でも、大迫は置いておきたかったです。

ちなみに大久保を2列目に置いたのは良い采配でした。相手が引いてる
状態だと、大久保1トップでは前を向いてボールをもらえなかったでしょうから。

③本田のミドルシュートの意識の低さ
この試合、本田はミドルシュートを打たなさ過ぎでした。
特に右足で打てる機会が3~4回あったのに、打たずにパスを出して
出した先でボールを奪われていました。
利き足でないことや自分のコンディションを考慮し、さらにパスを回すという
コンセプトの徹底をチームに促すためのプレーだったのでしょうが、時には
強引なプレーも必要です。
特に、今大会はミドルシュートが非常に多く、それが決勝点になることも多い。
調子の良いときであれば、本田は右足でもミドルシュートを打っていました。
この試合でも、打つべきだったと思います。
ミドルを打てば、GKがファンブルしたボールに岡崎が詰めてゴール!みたいな
展開もあるわけですから。

④香川の判断の悪さ。
香川は先発を外されたこともあり、ギリシャ戦では奮起して試合に臨みました。
短所を省みず長所だけを発揮しようと左サイドから中に入ってチャンスを作るなど、
コートジボワール戦よりはかなり改善が見られました。
が。
まだ足りません。
ゴール前やスペースに走りこんでいくタイミングが遅いのです。
一番わかりやすいのが、後半38分の内田のグラウンダーのクロス。あれは
誰かが反応していれば、間違いなく1点ものでした。
そして、状況を見ると、最低でも香川は飛び込むべきでした。他にも飛び込む
候補はいましたが、香川が最優先で飛び込むのが適切だった。
ドルトムント時代の香川なら飛び込んでいたでしょう。

しかし、内田の絶好のクロスに飛び込む選手は誰もおらず、そのまま流れて
いってしまいました。
哀しい。

ほんと、点の取れない日本代表って哀しいですよね。

一般的にマスコミは「ザックジャパンは攻撃力重視」という論調を取っており、
私もそう思っています。
ただ、それは過去の日本代表と比べた場合に「攻撃力重視」なだけだというのが
本当のところです。
ザックがやりたいことは「攻守のバランスを取る」ことですよね。
(複数のインタビューにそう答えています)
サッカー強豪国では、攻守のバランスを取ることは至極当たり前のこと。
でも、日本のサッカー文化はまだまだ浅いので、ひたすら攻撃するか、ドン引きで
守るか、の2択でしか発想しない人が多すぎる。
実際のサッカーは、そんなに単純にはいきません。

コロンビア戦、日本代表は苦戦するでしょう。
勝敗予想は、勝:負:引き分け=2:6:2くらいの割合でしょうか。
さらに、日本がGLを突破するためには、ギリシャがコートジボワールに引き分け
以上で終わることが絶対条件です。
可能性は薄いでしょう。

ですが、ゼロではありません。
コロンビアはクイックネスに優れているので、1トップは柿谷を使うべき。
そして、引き続き、先発で香川は外しましょう。そして、2列目は左から大久保・
本田・岡崎を並べて欲しいですね。
試合終盤は、なんとか斎藤も使って欲しいと思います。きっと活躍するよ!
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