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最近、「マンUは、いまの古いスタイルのままでは、ヨーロッパで勝てない」といった
まことしやかな嘘を付く記事をよく見かけます。
例えば、植田路生さんという方がお書きになった以下の記事がその典型的なものです。

『ダービー敗戦で見えたマンUの課題。香川を生かせないオールドスタイルからの脱却は果たせるか?』

ただ私には、スタイルで勝ち負けが決まる、という発想がよく分かりません。

上記の記事の“オールドスタイル”とは、個人に依存したスタイルのことを指しているようですが、
攻撃に関して言えば、2011-12シーズンにCLで優勝したチェルシーにしても、2009-2010シーズンに
CL優勝したインテルにしても個人に依存したスタイルでした。
個人の超絶スキルで点を取ったからこそ、彼らは優勝したと言っていいでしょう。

それなのに、マンUがルーニーやファン・ペルシーといった個人を重視したスタイルだからと言って、
どうして勝てないと言えるのでしょうか?

また、クロップ監督のドルトムントは組織的サッカーの究極の1つのように言われますが、
一昨季と昨季はそれぞれELとCLでグループリーグ敗退。
特に、昨季のCLでは個人技中心のオリンピアコスやマルセイユに完敗し、グループリーグ4位に
沈みました。

今季のドルトムントはCLで快進撃を続けており、それ自体は素晴らしいと思いますが、
たった1シーズンのことに過ぎない。
ですから、ヨーロッパでは組織サッカー>個人技重視サッカーという図式が成り立つ、と
言うには、根拠が弱いと思います。

そもそも、今季のマンUにしても、CL決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリードに負けこそ
したものの、完敗したわけではありません。
マンUが勝ち抜けなかったのは、レッドカードを軸にしたちょっとした勝負の綾があったからで、
ファーガソン監督がもう少し臨機応変な采配をしていれば、勝ち上がっていた可能性は
十分にありました。

バルセロナにしても、組織サッカーの面がよく取り上げられますが、メッシという個人技に
優れた超絶FWがいなければ、欧州を席巻するほど勝てたとは思えません。
国内リーグ(リーガ・エスパニョーラ)はともかく、欧州では守備が得意なクラブがいますから。
セリエAとかプレミアとかなんかに。

ですから、マンUがオールドスタイルだから勝てない、とか、バルセロナが最新スタイルだから勝てる、
というように、スタイルでサッカーを語るのは不毛だと思うのです。
事実と異なりますから。

「マンUは、いまの“オールドスタイル”では勝てない」と言っている人たちは、
組織的に攻めるサッカーを好きな人が、「組織的サッカー最高!」と言いたいだけのように
見えますね。


■追記
上記の記事に限って言えば、マンUが国内リーグ(ダービー)で負けたからと言って、ヨーロッパでは勝てない、と書いている理由がよく分かりません。
しかも、相手は、ここ最近CL等の欧州の舞台で負けているマンCだったのに。

「マンUは、今後、国内リーグで勝てなくなる」という内容の記事なら、まだ理解しますが、
国内リーグを見てヨーロッパで通用しなくなる、というのは論拠に乏しいと思います。

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