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CL決勝トーナメント1回戦の1st legでミラン、スペイン国王杯準決勝でレアルに負けたバルセロナ。

「バルセロナの時代は終わった」

そうささやかれている中で迎えたリーガのクラシコ。

世間的には“またクラシコか”みたいな感じもあるのでしょうけど、私はなかなか
クラシコを見る機会がなかったので、ワクワクしていました。

スタジアムは、レアルのホームであるサンチャゴ・ベルナベウ。
スペイン国王杯では、アウェイでバルセロナを叩きのめしたレアル(1-3)が
ホームでもバルセロナを倒せるか?

ただ、今季はリーガで優勝の可能性はほぼなくなって(バルサとは勝ち点16もの差を
つけられています)いる上、中1日でCLの2nd legがあります。
相手はマンUです。
1st legではホームで引き分けてしまった(1-1)ので、2nd legは絶対に勝つ必要が
あります。

つまり、このクラシコにはあまり力を入れる必要はありません。

ですから、メンバーを落としてくるだろうな、と思っていました。
案の定、ケガの調子が良くないシャビ・アロンソはベンチ外、クリスティアーノ・ロナウド、
ケディラ、エジルはベンチです。

一方のバルセロナは、シャビがケガをしたということでベンチ外。
その代わり、今季シャビの代わりによく入る(らしい)チアゴが3列目に入ります。
それ以外は、ベストメンバーと言っていいでしょう。

フォーメーションは、バルセロナがいつもの4-1-2-3、レアル・マドリードもいつもの
4-2-3-1です。

■バルセロナ
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                   バルデス
ダニエウ・アウベス     ピケ    マスチェラーノ    ジョルディ・アルバ
                   ブスケツ
           チアゴ           イニエスタ
      ペドロ           メッシ           ビジャ
----------------------------------------------------------------
                     ベンゼマ
   モラタ              カカ           カジェホン
            モドリッチ          ペペ
コエントラン      S.ラモス        ヴァラン        エッシェン
                    ロペス
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■レアル・マドリード


バルセロナは、これ以上は負けられない、と本気のメンバーで来ました。
クラシコだから当然と言えば当然ですが、翌週にCLがないことも影響しています。

一方、レアル・マドリードはフォーメーションこそ標準的ですが、選手起用には
いくつも興味深いところがあります。

それは、まず今季トップチームに上がったばかりのFWモラタ(20歳)を
クラシコで起用したこと。
他にも選手はいるのに、よくここでモラタを抜擢するなぁと驚きました。
モラタがどの程度活躍していたかはよく知りませんが、リーガで初先発したのは
2週間前だそうです。
その選手が、クラシコで先発とは。
ノってる選手なのかもしれませんし、クリロナ温存とはいう事情はあるにしろ、
モウリーニョ監督も思い切ったな、という気がしました。

そして、右SBがおもしろすぎです。
まさかエッシェンが入るだなんて。

ケディラを温存する前提なら、通常は3列目と最終ラインはこうなるはずです。
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             モドリッチ         エッシェン
コエントラン      S.ラモス         ペペ        アルベロア
----------------------------------------------------------------

しかし、なぜかアルベロアもセルヒオ・ラモスを右SBに置かずに、最近はほとんど
右SBをやったことのない(通常はMF)エッシェンを右SBに置いたのです。
----------------------------------------------------------------
             モドリッチ         ペペ
コエントラン      S.ラモス        ヴァラン        エッシェン
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アルベロアがケガをしたという話は聞きませんし、SBでの守備力で言えば、
専門職のアルベロアがエッシェンよりも上だと思います。
攻撃力に関してはアルベロアが最高だとは言いませんが、慣れないポジションの
エッシェンもそうは変わらないでしょう。

実際、エッシェンは守備は比較的そつなくこなしていましたが、ジョルディ・アルバに
突破されるケースもありました。
また、攻撃が良かったかと言うとビミョーだった気がします。
強いて言えば、アルベロアも温存だったのかな・・??
いずれにせよ、モウリーニョの意図はよく分かりませんでしたが、エッシェンの側から崩されて
失点したわけでもないので、成功だったのかもしれません。

ただ、ペペをボランチに置いた効果は絶大でしたね。
ペペのボランチは、対バルセロナの最終兵器と言ってもいいかもしれません。
身体を張った守備はもちろんのこと、ボールを持って攻め込むケースも何度かあり、
バルセロナは手を焼いていました。
そのため、ペペに対してバルセロナはかなり削ってきましたね。
たぶん、この試合で一番ファウルを受けたのはぺぺだったと思います。
モウがレアルに来た最初の1年目はペペがファウルばかりすることで批判を受けていましたが、
いまは逆にぺぺが一番ファウルを受ける側になるとは
なんだか、時間の流れっておもしろいですね。

レアル・マドリードは試合開始直後から、最終ラインをペナルティエリアから10mほど高い位置に置きます。
FWベンゼマは、ハーフライン前後にいます。
つまり、前から後ろまでが30m程度の超コンパクト守備。
そして、全員が連動してプレスを仕掛けます。
バルセロナは、ショートパスをつないでポゼッションを65%くらいに保ちますが、
レアルの守備網を潜り抜けられません。
それだけレアルのプレスは組織立っていたし、抜かれることを恐れない激しいものでした。

そして、なによりスゴイのがカウンター。
最終ラインでのパスカットが、そのままロングフィードにつながるすさまじさ。
しかも、その精度がハンパじゃない。3本に2本はチャンスにつながるロングフィードになっていました。
切替えの速さは、間違いなく世界最速でしょう。

前半6分に、そのカウンターからモラタが左サイドで抜け出し、アーリークロス。
それをダイレクトでベンゼマがシュートし、あっさり先制。
あまりの美しさにため息が出ます。
洗練されたカウンターとは、こういったプレーを言うのでしょう。

一方で、バルセロナはクラシコらしくない淡泊さです。
バルセロナは、全くと言っていいほど組織的攻撃を封じられています。

しかし、前半18分、ダニエウ・アウベスのスルーパスにメッシが裏抜け。
S.ラモスとGKロペスがいるにも関わらず、これまたあっさりとゴールを決めました。
メッシの個人技に脱帽です。

その後は、レアルの組織的な守備が、バルセロナにチャンスらしいチャンスを
作らせません。
ぺぺも素晴らしいですが、それ以上に頑張っていたのがモドリッチ。
守備でボールを奪ったと思うと、バルセロナのプレスに負けずにキープし、
ワンタッチでパスを回します。
ショートカウンターを狙いたいバルセロナですが、レアルのキープ力とパス回しの前に
ボールを奪えません。

同点のままハーフタイムを迎えると、後半12分。
モウリーニョは、ベンゼマとカカを下げてクリロナとケディラを投入します。
勝負に来た来たモウリーニョ!
でも、ちょっと早いんじゃないかい、モウ。
後半25分ごろで良かったのに。
火曜日のマンU戦に影響しかねない。

しかし、クリロナはここでも存在感を見せます。
バー直撃を含む惜しいFKを2発。
ボール扱いの精度が高い。
さすが準バロンドール。

後半20分を過ぎると、お互いに荒いプレーが増えていきます。
ペペが蹴られ、イニエスタが吹っ飛びます。

このまま同点で終わるのかな、と思った後半37分。
モドリッチのCKにセルヒオ・ラモスが頭で合わせて勝ちこし。
2-1です。

がぜん、盛り上がるレアル。
「何やってんだよ、俺たち」とでも言っているように頭を振るバルセロナの選手たち。

さらに荒いプレーが増える両チーム。
これこれ、この殺伐とした感じこそがクラシコ。
レアルはもちろん、バルサの選手たちも獣のような目をしています。
フェアプレーをしよう、なんて気持ちはみじんもなく、ただ必死に勝利だけを目指す姿が
クラシコの真骨頂だと思います。

そして、後半ロスタイムに突入。
交代で入ったアドリアーノが、ボールを持ってペナルティエリアに入り込みます。
細かい動き。
セルヒオ・ラモスがマークします。
アドリアーノが倒れます。
PK?

いえ、審判はこれを流します。
自分でこけたと判断。
これにいきり立つバルセロナの選手たち。
「PKだろ!!」
ですが、当然、判定は変わりません。

リプレイを見ると、明らかなシミュレーションでした。
アドリアーノは、セルヒオ・ラモスとはたぶん接触していませんし、
もし接触していたとしても、その一瞬前からアドリアーノの身体は流れています。
自分からこけにいったのは明らかです。

うーん、これは劇団バルセロナと言われてもしょうがない。

でも、あの微妙なプレーをよく主審は流したなぁ。。。
単なる誤審?
もしくは、ホームアドバンテージというやつでしょうか。

もし、アドリアーノの身体が流れるのが、接触したかもしれないタイミングよりも
早かった、という根拠で裁定したのであれば、名審判と言えるでしょう。

そして、そのまま試合終了。
終了直後、GKバルデスは審判の判断に納得ができずに暴言を吐き、イエロー2枚で
退場となりました。

この試合のMOMは、攻守に最高のパフォーマンスを見せたモドリッチにあげたいです。

これで、バルセロナは公式戦3連敗。
バルサの時代が終わったことを決定的にした試合とも言えますが、レアル・マドリードの組織的守備と
美しいカウンターが、最強レアルの復権を印象付けた試合だったとも言えます。

CLの2nd legのマンU×レアル・マドリードが楽しみです。

・・・でも、平日なので見るのは難しそうだけどね


■追記
ノースロンドンダービー、アーセナルはトッテナムに完敗しました。
前半に2点を取られてジ・エンド。
後半少し盛り返したのですが、CKからのメルテザッカーの1点に終わりました。
守備を何とかしないと勝てないですね。
トッテナムのパワーとスピードの前に、アーセナルのプレスが後手後手を
踏まされたための2失点でした。
ガッカリ。やっぱり、リーグ4位以内に入るのは難しいかもしれません。
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