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えーと、たまには政治経済の話を。
X'masイヴにする話か?ってのは横に置きましょう(笑)

安倍政権のインフレ目標政策に賛成する意見として、

①「デフレ論者たちのばかげた批判をすべて論破する!」
②「第7回:インフレ目標政策への批判に答える」

という2つの記事がWebに掲載されていました。
筆者の高橋洋一さんは、インフレ目標政策について2003年に書いた②の記事を
①の記事で自画自賛されています。

いや、ちょっと待って。
②の記事には、穴があります。
大蔵省(現財務省)の元官僚で、現在の官僚機構を批判している方なのに、
なぜそこに目をつぶるのかが分かりません。
私は、政治・経済の素人ですが、そんな私でも分かることなのに。

それは、②の記事にある『f. 財政規律を弱める?【財政規律論】』の部分です。
高橋さんは、
「財政規律を問題とするなら、先進国では常識になっている
 予算制度のルールを作成すればよい。」

と書かれていますが、そんなことはこの日本ではほぼ不可能です。
特に、自民党政権下では。

自民党は、地方への利益誘導政治を行うことで選挙の票を得ています。
自民党の議員が選挙演説の際に「国のために」ではなく「地元のために頑張ります!」
と言うのは、何故だか分かりますか?
あれは、利益誘導をして地元にお金を落とす、ということを言っています。
実際に、土木建築系の企業の多くは、自民党の利益誘導で収入を得ています。
私の親せきの何人かも、無駄な道路やダムを作る公共事業で飯を食っていますね。

そして、官僚は天下りの為の独立行政法人を維持し続けています。
独立行政法人にカネを回すことで、将来の天下り先を確保しているのです。

政治家と官僚は、カネを使うことで権力を維持したり、選挙の票を集めたり、
自分たちの老後を守っています。
だから、国の財政が赤字になろうがどうしようが、財政支出はなかなか減らない。
いまの政治家と官僚のモチベーションが、構造的に財政支出を増やそうという方向に
向いているからです。
だから、民主党の構造改革は失敗し、小泉政権以降の自民党もお金をバラ撒いています。

余談ですが、戦後、多少なりとも借金増大の抑制と構造改革を推し進めたのは、
小泉内閣だけだと思います。

それほどまでに財政支出を増やしたいと自民党と官僚が思っているのに、
インフレ目標を設定して金融緩和をしたら、どうなるか?

金融緩和のために、日本銀行がお金の発行を増やすだけでなく、そのうち
国が国債をさらに大量に発行することになるでしょう。
そうして、その国債でどんどん無駄な公共投資を行うのは目に見えています。
自民党の議員や官僚たちが、自分たちの利益と相反する「予算制度のルールを作成」
なんて絶対にしませんよ。

国債というのは、つまり借金です。
借金が増えれば、それを返済しなくてはならない以上、税金が増えます。
そして、税金で賄え切れないので、そのしわ寄せが年金や介護保険にいって、
それらの納付金額も増えます。

それは、遠い将来のことではありません。
再来年とか3年後くらいの話です。
そうやって税金を増やさないと、借金が加速度的に増えていき、諸外国からの
信用をなくしてギリシャのように破綻してしまうからです。

また、インフレ目標=円安とは限りませんが、いま現在、インフレ目標≒円安で
語られているので、それを元に考えます。
実は、円安には大きなデメリットがあります。

原発を止めているいま、輸入エネルギー(石油・天然ガス等)の金額がべらぼうに
上がることです。
さらに、食物自給率の低い日本では、大半の食料原料(小麦、大豆、肉等)を輸入に
頼っています。
これらの金額も上がります。

つまり、基本的な生活をするためのコストが急激に上がること意味しています。

物価が上がれば、給料も上がると思っている方も多いと思いますが、
物価が上がっても給料はすぐには上がりません。
雇用の改善にも、すぐには結びつかない。

私は、インフレ目標を設定することには、どちらかと言うと賛成派なのですが、
何が合っても国債を増発しない、ということが絶対条件です。
それを守れないのであれば、インフレ目標の設定は庶民を不幸にすると思います。

でもなぁ、衆議院で過半数の議席を獲得したから、段階的に国債発行額を増やしていく
んだろうなぁ、安倍政権は。
やでやで。


■追記
政治経済に詳しくない一般市民の立場から書いた日記です。
お詳しい方から見れば、全くの眉唾かもしれませんが、それでも一般市民は
こういうことを不安に思っている、というのが伝われば良いと思います。
一般市民が正しい理解をできないような情報発信しかしていないのであれば、
それは国(内閣と官僚)が悪いのです。
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