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アーセナルは、最終節を前にしてリーグ3位にいます。
かなり運に恵まれました。
とは言え、3位は3位。
最終節にWBAにきっちり勝ってCL出場権を確保して欲しいと思います。
アウェイだし、最近、守備が崩壊してるから心配なんですけどね

さて、ここからが本題です。
アーセナルのトップ下に求められるスキルについて、ちょっと思うところを
書いてみたいと思います。

なぜなら、アーセナルが来季CLとプレミアリーグのダブルを達成するために、
もっとも補強すべきポジションはトップ下だと思うからです。

・・え?
最近、何のタイトルも取ってないのに、いきなりダブルは夢見過ぎだって?
ま、確かに。
そう思わなくもないですが、やっぱり夢は見たいじゃないですか。

それに、最強バルサのバイオリズムも少しずつ下がってきていますし、
あれだけボロボロだったチェルシーがCL決勝にまで進むんですもん、
アーセナルにできないわけがない!

と、前向きに考えてます

・・・しかも、まだ決まってないのに、来季CLに出られること前提です


で。アーセナルのトップ下に求められる資質ですが。
やっぱりアーセナルだし、トップ下だからパスの巧さが一番必要だよね。

・・と思った方。
本当にそうでしょうか?

そりゃ、パスが上手いに越したことはありません。
でも、それが一番大事なスキルかと言うと、そうじゃないと思うんですよね。

なぜなら、アーセナルはバルセロナとは違うから。
もっと言えば、アーセナルはパスサッカーを指向していないからです。

えぇええ!?

でも、最近のベンゲル監督の選手補強や戦術を見ている限り、
私にはそう見えちゃうんですよね。

ここ数年、ベンゲル監督は4-4-2を捨てて4-2-3-1というフォーメーションを
採用しています。
また、サイドには、ウォルコット、アルシャビン、ジェルビーニョ、
チェンバレン、宮市といったサイドアタッカーを重用・獲得してきました。
彼らは、ライン際に開いてスペースを作ってボールをもらい、スピードで
相手を縦に抜いていくドリブラー。
パスも下手だとは言いませんが、少なくとも、バルセロナの選手たちのようには
いかない。
バルサはゴール前の狭いエリアで、ワンタッチパスを3本も4本もつなぎますが、
アーセナルのサイドアタッカーたちには、そこまでのスキルはありません。

つまり。
ベンゲル監督は、2008-09のようなパスサッカーを指向するのを止めてしまったのだと
思います。

いまのアーセナルの主な攻撃方法は、サイドをえぐることです。
組織的なパス交換よりも個人技を生かしたサイド攻撃。
それが生命線。
縦に速くドリブルの巧い選手たちの長所を最大限に生かしていると言えるでしょう。
少し前のオランダサッカーを思い起こさせます。

そういった戦い方が良いか悪いか、好きか嫌いかはここでは述べません。
(無敗優勝や08-09に魅せられた方々には不満かもしれませんが)
ただ、いまのベンゲル監督がそういうサッカーを指向している、ということは
間違いないと思います。

すると。
そこから逆算することで、アーセナルのトップ下に必要な能力が明らかになります。

まず、一番必要とされる能力は
「孤立してもボールをキープできる能力」
だと思います。
さらに、
「ドリブルで敵ボランチを抜く能力」
があれば、なお良いでしょう。

参考のために、アーセナルの攻撃の際によく見られるシーンを図にしてみました。
敵チームのフォーメーションは、フラットな4-4-2をイメージしています。

アーセナルのトップ下

上記を見ればご理解いただけると思いますが、アーセナルのトップ下は
左右にスペースを得る代わりに、ボールを持ったままよく孤立します。

つまり、アーセナルは、
「トップ下は、スペースを生かして、1対1もしくは1対2の局面を1人で何とかしろ」
という攻撃戦術を採用していると言っていいでしょう。

繰り返しますが、それが良いことかどうかはここでは言及しません。
ベンゲル監督がそういう戦術を採用している、ということです。
人と人との距離を短くして、ショートパスをつないで崩そうとするバルセロナとは
ある意味で対極にいると言えるでしょう。

この戦術の下では、トップ下にスペースはありますが、パスコースはあまりありません。
そして、アーセナルの選手たちは、バルセロナの選手のようにパスコースを作る技術に、
それほど長けているわけではない。

ですから、トップ下はボールをキープし、さらにドリブルで敵を抜いていく力が
必要になるわけです。

実際、アーセナルで最近トップ下を務めた選手は、キープ力の高い選手ばかりです。
また、ドリブルも上手い。
セスク、ロシツキ、ナスリ、ラムジー。
みんなそうですよね。

※ラムジーには異論があるかもしれませんが、ドリブルはともかく、フィジカルを生かして
 キープする力はなかなかだと思っています。

別の言い方をすると、ボールを引き出して、ワンタッチで叩いて(はたいて)前に出るような
セカンドストライカータイプのMFには、アーセナルのトップ下は務まらないことになります。
なぜなら、叩く選手が近くにいないからです。

例えば、ボールを引き出すことが得意なイニエスタのような選手は、
アーセナルのトップ下では輝かないと思います。


また、守備面でもアーセナルのトップ下に求められる能力があります。

それは、
「カウンターの起点をファーストディフェンスで潰す(遅らせる)能力」
です。

上記の図にあるように、アーセナルはピッチの横幅を広く使って攻撃しますから、
敵にボールを奪われた直後は、中盤に大きなスペースができているケースが多いです。
そうすると、敵はこのスペースを使ってカウンターを仕掛けてきます。

ですから、トップ下はボールを奪われた瞬間、次にどこにボールが出るかを予測して
プレスを掛ける必要があります。
もし、それができなければ、前掛かりになって攻めるアーセナルはカウンター(速攻)を
食らって、失点を重ねてしまうでしょう。

この能力については、ロシツキとセスクが非常に高いです。
誰がカウンターの起点になるのかを予測するのが、とても的確で早い。
あっと言う間に起点を潰しにいき、相手の速攻を遅らせるシーンをよく見ます。


しかし、現在アーセナルにいる選手で、こういったトップ下に必要な能力を持つ選手は、
ロシツキ1人だけなってしまいました。
セスクとナスリが抜けたからです。
ロシツキは素晴らしい選手ですが、年齢も31歳ですし、ケガがちな体質ですから、
とてもじゃないけど全試合出場というわけにはいきません。

ラムジーはまだ発展途上で、強豪チーム相手にトップ下が務まるとは言い難い。
可能性は感じるのですが、能力が開花するまでにまだ2~3年は掛かりそう。

そうすると、やはり期待するのは、他の選手たちのコンバートや成長ということになります。

ジャック・ウィルシャーをトップ下に!という声もありますが、ウィルシャーのキープ力は、
スピードと身体のキレに依存しているため、ボランチやサイドでは能力を発揮できる
でしょうが、繊細なタッチが要求されるトップ下ではどうかな、という気がしています。

ディアビにはトップ下の才能を感じるのですが、ロシツキ以上にケガしまくりですから、
ちょっと望み薄です。

じゃあ、誰なら期待できるのか?
私が個人的に期待しているのは、3月下旬からプレストン・ノース・エンドFC(イングランド3部)に
レンタルされているチャクス・アネケ(Chuks Aneke、18歳)です。

レンタルされる直前(2012/3/12)に、リザーブリーグで試合に出た時の映像を紹介しておきます。
10番を付けているのが、アネケです。



足元の柔らかさは天性のものですし、身体も大きいので、狭いエリアでボールをキープするのが
非常に上手い。
また、アイデアもあるし、パス能力も高い。
スペースのあるリザーブリーグとは言え、まだ18歳なわけですから、ここまでやれれば十分です。

ドルトムントから獲得したアイスフェルド(19歳)よりも、私としては、
アネケの方がアーセナルのトップ下に合っている気がします。

来季、レンタルから戻ってきたら1軍に定着させて、ロシツキとトップ下2名体制に
してくれないかなぁ?
ジャック・ウィルシャーだって、18歳でプレミアリーグにデビューして
大活躍したわけですし。
アネケなら十分やれると思います。
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