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振り返るのがちょっとツライのですが、CL決勝トーナメント1st leg ミランーアーセナル戦のことを
書きます。

先発は、ご覧の通りほぼベストメンバーです。

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                ファン・ペルシー
   ラムジー       ロシツキ      ウォルコット
          ソング        アルテタ
ギブス    ヴェルマーレン   コシールニー    サニャ
                シュチェスニー
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両SBに本職のギブス・サニャが帰ってきました。
左MFにチェンバレンじゃなくてラムジーが入っているのが謎ですが、
まぁ許容範囲内。
チェンバレンは、まだ連続して先発するには身体ができていないとのことで、
ベンゲル監督が大事を取っているのでしょう。
ジャック・ウィルシャーのケガのこともありますし。

CBは、アーセナルファンが待ち望んでいたヴェルマーレンとコシールニーの揃い踏み。
これなら、そう簡単には失点はしないはず。

このメンバーなら、ミランに負けるはずがない(引き分けはあるにしても)。
そう思っていました。

実際、アーセナルはなかなか良かったです。
守備もサイドからのビルドアップも、サンダーランド戦とはぜんぜん違いました。
左SBのギブスが帰ってきたのは、やはり大きかった。

アルテタとロシツキの調子が少し悪かったのですが、それもほんの少しであって、
むちゃくちゃ調子が悪かったわけではなかったです。

いま、この試合を振り返るのが辛いので、マスコミの記事や他のブログは
一切読んでいないのですが、題名だけはちらちらと目に入ってきています。
それらは、どうやら一様に

「どうしたんだ、アーセナル!」

的な感じの記事になっているようです。

私に言わせると、アーセナルはどうもしていません。
いま可能なほぼ最大限のパフォーマンスを見せていました。
ですが、ミランがアーセナルを上回った。
そういうことだと思っています。

4-0というスコアを見ると、どうしても4点の方に目が行きがちですが、
この試合で圧倒的に凄かったのは、ミランの守備です。
3日前のウディネーゼ戦も少し見たのですが、そのときとは全く違いました。
完璧な守備をしていました。

アーセナルと言うとパスサッカーのイメージが強いですが、強いチームと
対戦するときには、カウンターでの速攻を得意とするチームに変貌します。
チームカラーは違いますが、よくよく見れば、リーガ・エスパニョーラの
バレンシアとよく似たサッカーをするのです。

この試合も、アーセナルは積極的にカウンターからの速攻を狙っていました。
しかし。
ミランは、カウンターの起点となる選手をことごとくチェックして、
カウンターを出させません。
そのチェックの完璧さには、驚いてしまいました。
おそらく戦術的なものではないでしょう。
誰がどこからカウンターを始めようとしても、ボールを出させませんでしたから。

ミランの守備ラインは高すぎず、低すぎず。
なのに、カウンターのときだけは、すばらしい集中力でアーセナルの起点を止めます。
アーセナルが遅攻に移ったら、守備ブロックを形成したままリトリートし、自陣ゴール前に
下がって鍵を掛けます。
もちろん、途中でアーセナルのパスやトラップが甘かったら、プレスを掛けてボールを奪い、
逆カウンターへ。

アーセナルは、この守備によりカウンターは封じられ、遅攻でもなかなか突破口が開けません。
ミランは積極的に前から奪うのではなく、粘り強く守備ブロックを形成して守っているので、
隙が無いのです。

あたたたた、、、、
いまのアーセナルの限界を露呈させられてしまいました。

実は、今季のアーセナルのメンバーとサッカーでは、いつかこういう場面に出くわすと
思っていました。
ファンタジスタが、ロシツキだけだからです。
セスクとナスリがいなくなった痛手は、こういう試合で顕著に現れます。

遅攻になった場合、いまのアーセナルには点を取る手段が少ない。
ヘディングが得意な選手がいないので、地上戦で点を取ることになりますが、
そのためには狭いスペースでパスの出し手と受け手が連動する必要があります。
しかし、その狭いスペースでのパスの出し手と受け手の両方ともやれるのが、
ロシツキだけなのです。
当然、ロシツキは2人いるわけではないので、ゴールを奪えません。

このブログを見て頂くとなんとなく伝わると思いますが、私はファン・ペルシーを
それほど高く評価していません。
アーセナルファンに凄まじい人気を誇り、一部では冗談交じりに“神”とも
呼ばれるファン・ペルシーですが、彼は狭いエリアでボールをもらう能力が低い。
足元が固く敏捷性も十分ではないため、トラップしてシュートに持ち込むことはもちろん、
グラウンダーのポストプレーも、ワンタッチパスもあまり上手くありません。
そういう点では、シャマフの方が上です。

もちろん、ファン・ペルシーもスペースがあればできます。
あくまでゴール前の狭いエリアでの話です。

決定力やポジショニングの巧さという点では、ファン・ペルシーは天下一品。
すばらしいFWだと思います。
フィジカルでも負けないし、縦にも速く、プレミアリーグ向きとも言えるでしょう。

しかし、セスクとナスリがいない今季、引いた相手から点を取るには、
ファン・ペルシーが狭いエリアでボールをもらえないのは致命的です。

私が、昨季のアーセナルはCL優勝も夢じゃない、と言っていたのに、
今季は早い段階から、最高でベスト4、普通ならベスト8くらいだろう、
と予想していた理由は、正にここにあります。

いまのアーセナルはスペースを潰されたら、点を取れないのです。
ただ、それを露呈させられた相手がミランだったのは意外でしたが。

パスで点を取れないのなら、あとはドリブルしかありませんが、
狭い場所でドリブルができて点に絡める選手は、
チェンバレンしかいません。
しかし、そのチェンバレンも波が激しいし、そもそもこの試合には
先発していません。

打つ手なし、です。

そんな中、ミランが先制。
あの先制点は、相手を誉めるべきでしょう。
派手な崩し方ではありませんが、スペースに入り込むタイミング、ボールの精度、
ボアテングのボールを受けてからのシュートまでのクイックネス。
すべてが良すぎました。
私が見た今季のゴールの中では、一番だと思います。

2失点目は、イブラヒモビッチに右サイドを破られました。
それ自体も残念ですが、最後の場面が少し甘かった。
サニャのコースの限定の仕方も甘いし、コシールニーとヴェルマーレンの
ロビーニョへの対応もほんの少し甘かったです。
3人とも少しずつ甘かったという訳です。
イブラヒモビッチも良かったですけど。

いずれにしても、2-0となった時点で試合は終わりました。

そして、前半44分にコシールニーがケガ。
右CBがジュルーに変わります。
さらなる失点の予感がしました。

後半、ベンゲル監督はウォルコット→アンリと交代したり(スペースがないので、
ウォルコットを外すのはよく分かりますが、なぜアンリ?)、チェンバレンを
入れたりして逆襲に出ようとしますが、チェンバレンの調子が
悪かったこともあり、まったく点を取れる匂いがしませんでした。

ヴェルマーレンが、ゴール前で滑って3-0。
ジュルーがPKを与えて4-0。

残念ですが、私としては2-0の時点で試合は終わったと思っていたので、
それ以上、何失点しても気にはならなかったです。

わずかに期待していたのは、後半の後半、ミランの守備が緩くならないかな?と
いうことでしたが、結局は守備は緩まず。
速攻を止め、守備ブロックを作りながらリトリートしていくそのスタイルに
ほころびは見えませんでした。

ミランのパフォーマンスは、ここ数年のCLでは、最も良かったのではないでしょうか?

2nd legはホームとは言え、アーセナルが1st legで1点も取れなかったことを
考えれば、4ゴール差をひっくり返すのはちょっと望み薄です。

頑張って欲しいですが、さすがにベスト16で敗退の覚悟はしておきます。

逆にミランは、このパフォーマンスを維持できるなら、CL優勝を狙えます。
バルセロナともレアル・マドリードとも互角以上にやれるでしょう。
ただ、それを維持できないのが、今季のミランの問題のようですが。
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