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香川は、ドルトムントというぬるま湯に浸かってしまっていると思います。

今節、ドルトムントはホームでホッフェンハイムを迎え、3-0で勝ちました。
先制点と3点目を決めたのは香川でした。
香川は本当に素晴らしい。

・・・という見方をされる方がほとんどでしょうが、本当にそうでしょうか。

実は、私は2-0になったところで試合を見るのを止めてしまいました。
ドルトムントもホッフェンハイムも、つまらないサッカーをしていたから。
私の嗜好に合わないということもありますが、それと同時にレベルも低かった。
両方の意味でつまらかったです。

ブンデスリーガ2位なのに、ドルトムントのレベルが低いとはどういうことなのか。

ドルトムントは、ブンデスリーガというリーグの特徴を非常に上手く
生かしているチームだからです。

ブンデスリーガが、他の4大リーグ(リーガ・エスパニョーラ、プレミア、
セリエA、リーグアン)と最も異なる点はファウルの基準です。
ブンデスリーガは、他のリーグと比べると審判が簡単に笛を吹くし、
少しの接触ですぐにイエローカードを出します。
そのため、身体の接触を伴う厳しいプレーや汚いプレーが、かなり少ないと言えます。

誤解をしやすいのですが、ブンデスリーガの選手は身体が大きくパワーもあり、背も高い。
そのため、フィジカルの競り合いには迫力を感じます。
ですが、実はきれいでフェアな競り合いが多く、激しさはありますが、
厳しさ・汚さという面では、さほどでもないのです。

ブンデスリーガから名古屋グランパスに移籍したケネディは、来日1年目のときに
NHKのインタビューに対して
「Jリーグはブンデスリーガよりフィジカルチェックが厳しいので、慣れるのに
 時間が掛かっている」
と言っていたほどです。

また、今季、ブンデスリーガからアーセナルに移籍してきたCBメルテザッカーは
プレミアの当たりに慣れていなくて、ミスを連発したり、失点を相手に
献上したりしています。

こういったことから分かるように、ブンデスリーガでは、守備の際に距離を詰めて
厳しくチェックするのが難しいのです。
ましてや、スライディングタックルは、すぐファウルになります。

すると、守備の際には、ボールホルダーから距離を取って守るのが習性になって
しまいます。
これは、Jリーグと同じ傾向です。

そういう守備が主流のリーグでは、どうしてもスペースができます。
そうなると、個人で突破するよりも、スペースを生かして組織的にパスを回して
点を取る方が効率的です。

その効率的なスタイルをとっているのが、まさにドルトムント。
だから、ドルトムントはブンデスリーガでは強いのです。

逆に言えば、距離を詰めて厳しいチェックをしてくる欧州の舞台では、
ドルトムントは特徴を発揮しにくい。
組織的な攻撃を個人の処で止められるからです。

また、ドルトムントの守備の特徴は、前からの組織的なプレスです。
ホッフェンハイム戦の香川の先制点は、前からのプレスから相手のミスを誘発し、
得点に結び付けました。
2000年アジアカップのトルシエジャパンを思い起こさせます。

しかし、ドルトムントのプレスは組織的ですが、人には強くありません。
今季のCLのグループリーグでは、ドルトムントのプレスは、たびたび個人の技や
パワーによって破られて、何度もカウンターを受けて沈みました。

3-0、2-3で負けたマルセイユ戦しかり、2-1で負けたアーセナル戦しかり。
3-1で負けたオリンピアコス戦もそうでしょう。
前に出て人を止めなくてはいけないシーンで、距離を詰め切れていない場面が目立ちます。
また、パワーで押し切られている場面も多い。

“組織的”という言葉の裏に潜む“個人の厳しさが足りない”という問題点が、
欧州では顕在化しているのです。

一方で、バイエルンはチームスタイルが異なり、人に強い選手が多いです。
ブンデスリーガではドルトムントと実力伯仲だとしても、欧州の舞台に出た時に
力の差が出てくるのは、そこがポイントだと思います。

現在のドルトムントの調子を見ていると、少なくとも来季のCL出場権を獲得するのは
間違いないでしょう。
しかし、いまのままでは、来季もグループリーグを突破するのはそう簡単ではないと
思います(組み合わせにもよりますが)。

クロップが監督を続ける限り、香川が個の厳しさを身に付けるのは難しい。
香川は、そろそろドルトムントを卒業した方がいいんじゃないかな、という気がしています。
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