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ACL準々決勝の2nd leg.は、ホームの全北現代がセレッソ大阪を破りました。
6-1。
圧勝です。

1st leg.は3-4でしたから、合計スコア12-6(たぶん)で全北現代が準決勝に駒を進めました。

この試合、セレッソを応援するスタンスで試合を観戦していた方は、
たぶん、前半7分のシーンに強い憤りを感じているでしょう。
全北現代のDFが激しく身体をぶつけに行ったため、セレッソのキム・ボギョンが交代に
追い込まれたからです。
キム・ボギョンは鼻血を出していました。

「セレッソは、ラフプレーと酷いアジアの審判に負けたんだ。
 テコンドーサッカー(爆)なんかに勝てるか!」

そう思われた方も多いんじゃないでしょうか。


私の見方は違います。

キム・ボギョンを退場させた選手には、イエローカードが出ました。
実は、前半5分にも別の全北現代の選手にイエローカードが出ていて、
審判は全北現代の選手のプレーに厳しくファウルを取るようになりました。
セレッソは、審判を味方につけたわけです。

もともとは激しいプレーを流すタイプの審判だったので、セレッソは俄然有利になりました。

しかし、この有利さをセレッソは生かすことができません。

パスもトラップもミスしまくりで自慢のパスワークが機能せず、
ボールをまともに運べないからです。
日本とは違って芝が長いのが原因のようです。
芝の種類も違うように見えました。
アウェイの難しさと言えば良いでしょうか。

さらに、全北現代の守備がいいです。
4-1-4-1のような形の守備体形ですが、あまり形にこだわらず流動的に守備をします。
まず、2列目の4人がセレッソのボランチやSB、場合によってはCBにまで連動して圧力を掛けます。
芝が長く普段の感覚と違うセレッソの選手は、足元にボール落ち着かせることができません。
ほとんど2列目にボールを奪われます。
たまに2列目を突破しても、ボールの出てくる位置を先読みして3列目や4列目が
スッと上がってきてボールを奪います。
素晴らしい連携と運動量です。

その結果、ボールを持てないセレッソは防戦一方。
前半は、ほとんど自陣から出ることができませんでした。

その上、FW播戸がいらないことをしてしまいます。
全北現代の激しいプレーに業を煮やしたのか、播戸もラフプレーをし始めます。
プレスを掛けてボールをライン外に出した後に、相手選手を両手で突き飛ばしてみたり。
ファウルしなくてもボールを取れるタイミングなのに、あえて身体をぶつけて
ボールを奪ってみたり。
ぜんぜん必要のないファウルです。
しかも、審判に文句を言う言う。

それに釣られて、他のセレッソの選手も意味のないファウルをし始めました。

これで、審判はセレッソ有利の笛を止めてしまい、五分五分の笛を吹くようになりました。
あららら、、、、

しかも、播戸は審判に目を付けられてしまい、前半24分には相手FKのボールに対して
距離不足でイエローカードをもらってしまいました。

審判がセレッソ有利な笛を吹いてくれていたのは、たった15分程度でした。
自ら有利さを潰してしまったわけです。
もったいない。せっかくアウェイで審判を味方につけていたのに。

全北現代のイエローカード覚悟の激しいプレーは、セレッソの選手が前向いて
いい形でボールを持とうしたときに限定されていました。
「ここで前向きにボールを持たせたら、ヤバイ!」
という判断をした上での意図的なプレー。
これぞプロフェッショナル・ファウル、という感じでした。

でも、播戸や他のセレッソの選手のファウルは、ただ意味なくラフなだけで、
何も生み出していませんでした。
全北現代に押し込まれまくっていたので、そのイライラを解消するようなファウルでした。

試合全体でのイエローの数は、全北現代が4枚、セレッソが2枚と全北現代が上回りましたが、
ファウル自体の数は全北現代の方が少なかったです。
コントロールしながら意図的にファウルをしていたことが、この点からも伺えます。

さらに、守備がひどすぎました。
全北現代の攻撃のキーマンはMFルイスとMFエニーニョですが、守備陣が捕まえられません。
押し込まれているので、そんなにスペースはないのですが、すぐにフリーにしてしまいます。
2人の動きやポジションが良いというよりは、誰がどうやってこの2人にマークに付くのかが
あいまいな感じです。
2人にボールが入ると、キープ力が高く気の利いたパスも出せるので、次々とチャンスを
作られます。

ですが、全北現代も拙攻が続きます。
押し込んでシュートを何本も打っているのですが、外しまくります。

やっと前半31分にカウンターからルイス→エニーニョが1点決めました。
ですが、前半14本のシュートを打ったのに、たった1点。
1-0で前半を折り返します。

セレッソは、ハーフタイムに何か守備を立て直すのかと思っていましたが、
後半、何も変わっていませんでした。
相変わらず、ルイスとエニーニョがフリーです。
追加点を取られるのは、時間の問題でした。

後半4分。
セレッソは不運にもゴールキックを誤審され、CKと判定されてしまいます。

まさか、誤審のCKから失点したりしないよな。そんな確率むちゃくちゃ低いし。

と思っていたら、まさかの失点。CKのボールを李東国がヘディングで完璧に合わせました。
2-0。
セレッソは、李東国を完全にフリーにしていました。
どれだけフリーにしてるんだ、セレッソは。

後半10分。
セレッソ陣内の左サイド(全北現代から見て)で、MFルイスがボールを持ちます。
もう1人、全北現代の選手が近くにいます。
セレッソの選手4人が、その2人を囲みにいきます。
ですが、誰が当たって誰がフォローするのかが不明瞭。

あ、危ない。

そう思ったときには、ルイスが逆サイドにパスを出していました。
ルイスは4人を引き付けましたから、中央右にいる李東国はフリーでボールを受けます。
トラップして、正確なミドルシュート。

ゴール、3-0。
これで勝負あり。

セレッソは、最低3点を取らなくちゃいけなくなったので、攻撃的に行かざるを
得ないのですが、守備がボロボロ。
この守備の状態で攻撃に出たら、結果は火を見るより明らかです。

それでも、クルピ監督は攻撃的な手を打つしかありません。
中後OUT→小松IN、清武OUT→大竹INという交代で、攻勢を強めます。
少しボールが回るようになり、小松が1点を取りました。
ある意味、交代は成功です。

ですが、攻撃的に出たために守備はさらに破たんしてしまい、
1得点と引き換えに3失点。
CB箕輪のミスも出てしまいました。

ただ、ホントは4~5失点してもおかしくなかったんですよね。
前半と同様に全北現代が外しまくったので、3失点で収まっただけで。

そんなわけで、6-1という点差で試合終了となりました。

やっぱり、アウェイに弱いですね、Jリーグのチームは。
メンタル的にもフィジカル的にも技術的にも、ひ弱に見えました。
特に、芝が長いと著しく攻撃の質が落ちるのは、Jリーグのチームのお家芸のようです。
浮き球を使うとか何か工夫はないんですかね?
清武も、ほぼ消えていました。

全北現代は守備が良かったので、順当な勝利だと思います。
でも、攻撃はルシオとエニーニョに頼りすぎなので、この2人のうち1人でも
抑えられたら、得点力が激減しそうです。
決定力もないし。
ACL優勝はちょっと厳しいかな、という気がします。


■追記
この後、CSKAモスクワ-インテルを見ましたが、全北現代-セレッソ大阪よりチャージや削り合いは
激しかったです。
ただ、どちらのチームの選手もなかなか倒れないし、倒れた場合でもすぐに立ち上がってきます。
ですから、一見、そんなに激しく見えなかったりします。
このメンバーに入ると、長友でさえ脆弱な感じを受けました。
※誤解されると困りますが、スピードを生かして活躍はしていましたヨ。
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