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うちの会社は、9月半ばを過ぎても節電のために土日勤務の平日休みを続行中です。
ですから、アーセナルのリーグ戦が見れない
その代わり、CLは見れたりするのですが。

そんなわけで、腹いせにマンチェスターユナイテッド-チェルシーを見ました。
たまたま翌日が祝日なので(祝日は会社がお休みです)、見ることができました。

リーグ戦4連勝中でトップを快走しているマンUがホームにチェルシーを迎えるので、
当然、マンUペースで試合が進むのかと思いきや。
思いっきりチェルシーペースです。
意外。

チェルシーのフォーメーションは4-3-3。
ドログバがケガなので、1トップにフェルナンド・トーレスを持ってきました。

一方、マンUはオーソドックスなフラットの4-4-2。
2トップはルーニーとエルナンデス、CBはF.ジョーンズとエヴァンス(←ここ重要)。
CBが不動のレギュラー、リオ・ファーディナントとビディッチではありません。
リオは、なぜか観客席にいました。
ケガなのか、出場停止なのか・・・??

そこで、チェルシーの前の3人が、経験の浅いマンUのCB2人にプレスを掛けに行きます。
中盤両サイドの選手は、マンUのSBにプレスを掛けます。

え、アウェイなのに、そんな高い位置からプレスを開始するの
最終ラインなんて、ハーフウェイラインの手前まで来てるじゃん。

リスク冒しての、超攻撃的守備。
マンUのCBに不安があることを見越しての戦術のようです。
しかし、アウェイでここまでリスクを冒すのは、いい意味で莫迦じゃないとできません。

やるなぁ。

昨季のアーセナル-バルセロナの1st legを思わせる攻撃的守備です。

この攻撃的守備が、ハマるハマる。
チェルシーのビラスボアス監督の狙い通り、マンUは最終ラインから正確なパスが出せなくなります。
中盤へのパスは、プレスに引っかかって奪われ、ショートカウンターにつなげられます(ラインが
高いので、すぐにシュートチャンスを作られる)。
最前線にロングボールを出しても、プレスがキツいので精度を落とされます。

困ったマンUの最終ラインは、横パスでボールを回すしか手がありません。
いたずらにボールポゼッション率だけが高まります。
ですが、ゲームを支配しているのは明らかにチェルシー。

特に、チェルシーの各選手の守備戦術眼と献身的な運動量が、素晴らしいです。
マンUが何とかプレスを交わした直後にパスを出そうとした時、チェルシーの各選手は
破られることを想定して、パスコースを読んでボールをカットに行っています。
しかも、抜かれた選手が戻りながらパスコースを読んでカットにに行っているので、
ボール保持者からすると、背後から突然現れた選手にボールを奪われたように見えるでしょう。
プレスを破った!と思った直後にボールを奪われるので、マンUのガックリ感はハンパないです。
守→攻へ切り替えようとした瞬間に、守らなくちゃいけない状態に陥るので、
対応が間に合わず、あっという間にボールをゴール前まで運ばれます。

なんだ、この個人の守備戦術眼の高さは。
すげーーー。

さらに、攻撃もキレキレです。
ワンタッチでどんどんパスを交換し、ダイアゴナルラン(斜めへの走り込み)も無駄走りも
積極的に行うので、マンUがボールを奪えません。
がんがんシュートを打たれます。

前半15分までにマンUが打ったシュートはたったの1、チェルシーの打ったシュートは5(枠内2)です。

ですが、サッカーの神様は非情。
たった1本のシュート。これが決まります。

前半8分。
マンUから見て左サイドでFKのチャンスを得ました。
ゴールまでは30m強。悪くない位置です。
ルーニーが、ファーに右から左へ巻くようなハイボールを入れます。
それにドンピシャで合わせたのが、スモーリング。
先制、1-0。

でも、これはオフサイドでした。
ホームタウン・デシジョンというよりも、単純な誤審でしょう。
確かに誤審しやすいケースですが、ラインを横から見ているので正しく判定して欲しかったです。

しかし、チェルシーの運動量は落ちません。
ボールを奪って、確実にショートカウンターにつなげます。
連動したワンタッチパスに、思わず見惚れます。
薄皮1枚で耐えるマンU。
いや、マンUが耐えていると言うより、チェルシーの決定力が少し足りないと言った方が近いでしょうか。
あとは決めるだけです。
チャンスを量産するチェルシーが、マンUに追いつくのは時間の問題だと思われました。

ですがですが。
またもや、サッカーの神様は非情でした。

組織力では歯が立たないマンUは、個人技で戦いを挑みます。
前半37分。
CBのエヴァンスが、自陣の中央左から目の覚めるような超速(ちょっぱや)のサイドチェンジ。
右サイドのナニにボールが届きます。
ボールが速すぎたので、ナニをマークできるチェルシーの選手は1枚だけです。
チャンス!
ナニは、スピードであっさりとマークした選手を抜き、そのまま前にドリブルしてミドルシュート!
超速(ちょっぱや)の無回転シュートです。

さすがの名GKチェフも対応できず。
ゴール左に決まりました。
2-0。

しかし、実は、エヴァンスのサイドチェンジはオフサイドでした。
チェルシーの最終ラインが超高かったため、ナニは戻りオフサイドになっていました。

それを見抜けずに、あっさりと誤審。
ひどすぎます。
良いサッカーをしているのは、明らかにチェルシーなのに。
献身的な守備に頭が下がります。
なのに、誤審で2点先行されるって、そんなのアリ?

前半37分までにチェルシーが打ったシュート数は10。しかし、無得点。
マンUが打ったシュートは2。しかし、誤審で2ゴール。

ほんと非情です。

さすがのチェルシーも、少し意気消沈したのか運動量が落ちます。
そこで炸裂するのが、マンUの個人技。
前半45分。
CBのジョーンズが、なぜかドリブルで持ち上がります。
チェルシーは4-3-3の中央3枚を交わされてしまったので、最終ライン4枚での対応になります。
前半37分までだったら、中央3枚が全速力で戻りながらインターセプトを狙っていたのですが、
心が折れたのか疲れからか、ジョーンズに追いつけません。

あらら。
まぁ、気持ちは分かるけど。
人って、そんなに強くないよね。

ジョーンズは、ペナルティエリア内まで持ち込みます。
チェルシーが必死のディフェンス。
ボールを奪います。

よし、クリアだ!

その瞬間。
チェルシーCBのイヴァノビッチ(たぶん)のクリアが、ナニに当たります。
ボールが横にこぼれます。
そこにいたのはルーニー!!!!!

確実に決めて、3-0。

ナニは、クリアボールの来るコースを読んで、そのスペースに動いていました。
そこは、誉めたいです。
でも、ナニに当たったボールがルーニーの目の前にこぼれたのは、単なる運。
今夜のマンUは、とてつもなくツイてます。
チェルシーはツキがありません。

そのまま前半終了。

チェルシーのサッカーの攻守における連動性は、本当にすばらしい。
アーセナルがお手本にしたいほどです。

ですが、スコアボードは3-0。

サッカーはロースコアゲームなので、波乱が起きやすいとは言われますが、
それにしても、こんなに内容と結果(スコアボード)に差がある試合は珍しいです。
年に2~3回あるか無いかじゃないでしょうか。
0-2でチェルシーが勝っていても、全く不思議じゃない試合です。

と言うか、それが正当だろ!
ひどすぎるぞ、サッカーの神様!


チェルシーの勇気と戦術眼の高さ、選手個人のスキルと頑張り。
それが報われないなんて、どうかしています。

ビラスボアス監督は、ハーフタイム中にランパードを下げてアネルカを入れました。
ぶっちゃけ、狙いが良く分かりません。
ランパードは、そこまで悪くなかったような・・・?
もしかすると、戦術変更を意図していたのかもしれませんが、アネルカを入れた狙いは
試合経過を見ていても理解できなかったというのが正直なところです。

しかし。
チェルシーは、不運を嘆いているだけではありませんでした。
ハーフタイムに激を入れられたのでしょうか。
後半直後から、素晴らしい運動量とプレスを見せます。
前半の37分までと同様、もしくはそれ以上の動きです。

後半1分。
キレイな縦パスから、一瞬の動きでトーレスが裏を取ります。
うわ、うまっ。
ペナルティエリア内です。
マンUのGKデ・ゲアが前に出ます。

トーレスが足元で一瞬フェイントを掛けます。
その瞬間。
きれいなループシュート。
デ・ゲアは追随できません。

ゴール、3-1!!!

キレイなゴールでした。
やっとやっと、チェルシーのパス交換と崩しが実りました。
うれしい。

この試合、トーレスのチェルシーへの馴染み具合は最高でした。
マンUが引いてガチガチに守るタイプではない、ということもありますが、
それを差し引いても斜めに走り込んで、守備もして、さらに常に裏を狙っている、
という最高のパフォーマンスを見せていました。

良かった。
やっとトーレスがチェルシーになじんだ。
このまま潰れたら、勿体なさすぎるもんね。

この後も、チェルシーは最終ラインを下げません。
高いラインを保ちながら攻撃的守備でボールを奪います。

一方、マンUも勝負です。
同じく、高いラインを引いて前からプレスです。

お互い捨て身の攻撃的守備。
超おもしろいです。
確かにもう1点取ったら、マンUの勝ちは確定でしょう。

しかし、マンUのプレスを交わすチェルシー。
どうなってるんだ、今日のチェルシーのパフォーマンスは。
前半からずっとハイプレスを掛けていて、疲れ切っているはずでしょ!?

ボールを奪ってシュートを打つチェルシー。

後半20分。
お互いに少しずつスペースが出来始めます。
さすがに疲れが見えてきました。

お互いにゴールチャンスを迎えます。
ルーニーは、PK失敗を含めて決定的チャンスを2本決められず。
トーレスは、完全に裏に抜け出てイージーゴールだったはずのシュートを外しました。

結局、後半の残り25分間ではゴールは出ず。
そのまま3-1でマンUがリーグ戦5連勝を飾りました。

チェルシーが負けたのは、誤審と運の悪さが重なっただけです。
サッカーは素晴らしかった。

スポーツ紙や雑誌は、分かりやすく「勝負強いマンU」と言うでしょう。
いや、熱心なサッカーファンでさえ、そう仰る方が多いような気がします。

しかし、このゲームで輝いたのは間違いなくチェルシーだったと思います。
アーセナルファンの私からすると、いまの状態のチェルシーと戦わないで済む日程なのは、
本当にありがたいです。


◆追記
トットナム-リバプールも、ちらっと見ましたが、、、ご愁傷様です。>トーレス最高!様
レッドカードが2人出てしまったら、どうしようもないですもんね。


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