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たぶん、題名の意味が分からないと思います

CLのベンフィカ-マンU戦を見ました。
ふだんポルトガルリーグを見ることはないので、アイマール出てないかな?という軽い気持ちでした。

出ていました、アイマール。
リケルメと並び称される最後のファンタジスタ。

見るのは、2年ぶりくらいでしょうか。
ベンフィカの10番を張ってます。
先発です。
もうすぐ32歳だそうですが、頑張ってますね。

全盛期のスピードや魔術師/ピエロと呼ばれた奇想天外なプレーはありませんが、
やはりファンタジスタ。
気の利いたプレーを連発します。
ボールがうまく足元に付かず、DFにカットされる!と思った次の瞬間に、
なぜかスペースにボールが出ています。
どうやってパスを出したのか、全く分かりません。
DFを引きつけてからのパスなので、味方はフリーでパスを受けることができます。

これだよ、これ。
これこそファンタジスタ。

4-3-1-2のトップ下というアイマールが一番生きる場所に起用され、
その期待に違わないプレーを見せています。

対するマンUも、ガチガチの本気モードです。
リーグ戦のような若手起用を封印し、ルーニー、バレンシア、パク・チソン、ギグス、フレッチャー、
キャリック、ファビオ等の経験豊かな選手を先発させます。

しかし、先制はベンフィカ。
カウンターから、FWカルドソがスペシャルなトラップ。CBを振り切ります。
そのままゴール。

プレミアリーグで絶好調のマンUを相手に、先制するなんて。
すごい。

実は、ベンフィカの選手たちはかなり上手いです。
マンUの選手たちに比べると、さすがに見劣りはしますが、平均値はなかなかのモノです。
特に、ドリブル・パス・キープの判断が素晴らしい。
前にスペースがあれば、ドリブル。
スペースがなければ、パス。
無理そうだな、と思ったら、キープして後ろに下がる。
そういった判断が非常に的確です。
ですから、ベンフィカが一旦ボールを持つと、マンUはなかなかボールを奪えません。
ポゼッション率はマンUが62%程度を占めているのですが、試合の流れは五分五分です。
しかも、ベンフィカが先制しています。

マンUは、速くて長いサイドチェンジを織り交ぜてボールを動かし、
ベンフィカの守備を崩そうとしますが、崩れません。
ベンフィカのバランスが非常に良いからです。

ラインは、高くもなく低くもなく。
FWがハーフウェイライン前後にいるような感じ。
コンパクトはコンパクトですが、コンパクトさを極限に高めたわけではなく、
ある程度は裏狙いもケアできるような位置にCBがいます。

良く言えば中庸的でどんな攻撃にも対応できる、悪く言えばスペースを埋め切っておらず中途半端。
両方の解釈ができる守備体型ですが、ベンフィカの場合は前者でした。

マンUがボールを持っているとき、ベンフィカの選手が前に出てボールホルダーに
当たりに行きます。
そうすると、当たりに行った選手がいたスペースを、ものすごく自然に別の選手が埋めます。
そのため、守備のバランスが崩れません。
ボールホルダーは、パスを出せるスペースを見つけられなくなります。
しかも、1対1もなかなか強いので抜くのも厳しい。
抜いても、すぐ次の選手が寄ってきます。

この一連の動きを全く動じずに淡々と繰り返すベンフィカ。
あまりにバランスが崩れないので、マンUは攻めあぐねます。

前半42分。
カウンターから、ギグスが素晴らしい個人技を見せて同点。
これは、ギグスが凄かった。
37歳で、あの判断の早さ、あのスピード、あの技術と精確性。
なんちゅーおっさんだ。

組織的には崩せなくても、個人技で崩す。
そこがベンフィカとマンUの選手層の差のような気がしました。

そうは言っても、まだ同点。
ファーガソン監督の指示でしょうか、マンUは後半頭にハーフウェイラインを大きく超えて
プレスを掛けます。
ベンフィカの最終ラインのボール出しを封じて、ショートカウンターを見舞おうという作戦です。
これには、一瞬浮足立つベンフィカ。
しかし、GKも含めた最終ラインのパス回しで何とか逃れます。
数分もたつと、すっかりマンUのプレスにも慣れてきて、大きくパスを回してボールを
前線に入れます。
ルーニー・バレンシアたちは、前プレをあきらめて自陣に戻ります。

うーん、すごいなベンフィカ。

その後も、ベンフィカは絶妙なバランスで守備を続け、マンUの攻撃を跳ね返します。
マンUにボールを持たしている、という感じではなく、ひたすらバランスを取っています。
『A選手がボールホルダーに当たりに行ったら、B選手がそこを埋める』というような
決まり事でバランスを取っている、というよりも、選手1人1人がどこのスペースを
どう埋めるのかを意識していて、あうんの呼吸でバランスを取っているように感じます。
めったに見られないバランスの取り方です。

そして、バランス型ですから、ボールを奪ってからの攻撃にも厚みがあります。
ショートカウンターもあれば、遅攻から数人が絡んで崩しに行ったりもします。
少しずつベンフィカが攻める機会が増えていきます。

逆に、マンUは、次第にシュートまで持っていけなくなります。
ファーガソン監督は、

フレッチャー→エルナンデス
バレンシア→ナニ
ファビオ→ジョーンズ

という攻撃的な選手を投入しますが、状況は変わらず。

結局、1-1の引き分けで終了。
後半、マンUのGKリネガーにファインセーブが出たり、ベンフィカのシュート精度が少し足りなかったり、と
ベンフィカに運がなかった感じ。
引き分けという結果は、マンUにとって大ラッキーでしょう。

ベンフィカのバランスの取り方は、ほんと見事でした。
良い試合を見れて満足です。
アイマールも良かったです。

でも、試合展開は地味だったので、守備好きじゃない方には物足りなかったかも
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