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コパ・アメリカの開幕戦、アルゼンチン代表-ボリビア代表を見ました。

日本代表以外では、私が好きな代表チームはアルゼンチン代表とメキシコ代表、フランス代表です。
特に、アルゼンチンとメキシコは2006年ドイツW杯、フランスはユーロ2000の時のチームが好きでしたね。

ですから、この開幕戦には、かなり期待をしていました。
アルゼンチン開催のコパ・アメリカでしたし、メッシも出てるし。

アルゼンチンの最初のフォーメーションは、だいたいこんな感じ。

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  テベス                ラベッシ
             メッシ
マスケラーノ    カンビアッソ    バネガ
ロホ      ミリート  ブルディソ  サネッティ
             ロメロ
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アルゼンチンのセルヒオ・バティスタ監督は、事前にメディアに語っていたように
メッシ中心のバルセロナ型のフォーメーションで来ましたね。
4-3-3を崩した変則4-3-1-2。

試合開始。

ほんと、すがすがしい。
いいね、コパ・アメリカ。

ボリビアもアルゼンチンも、ガンガン身体をぶつけてボールを取りに行きますね。
足元が上手いのは南米ならではですが、この身体を激しくぶつけるスタイルも、
やはり南米の特徴でしょう。
巧さだけに頼らない、強さを兼ね備えたサッカーと言えばいいのでしょうか。
Jリーグでは、ここまで激しく身体をぶつけるシーンは、なかなか見ることができません。

そして、ふだんよく見る欧州のサッカーと比べると、やはり足元でこねる選手が多いです。
パスをつないで持ち上がるより、ドリブルで持ち上がろうとします。
そのためか、全体的な試合のペースが、ゆっくりしているように感じます。
もちろん、局所局所では速いプレーもありますが。

ちょっと新鮮ですね。
南米のチームと言うと、CWCかキリンカップ等で来日する南米の代表チームくらいで、
あまり南米同士の対決を見たことがありませんでした。
ですから、両者ともあまりパスを多用しないところがおもしろいです。

ただ、アルゼンチンの先発メンバーは、全員、欧州のクラブチームに所属している選手ばかり
なんですけどね。
同国人ばかり集まるとこうなるんだぁ、的な。

試合開始の展開ですが、最初はアルゼンチンがボールを保持して攻め込み、ボリビアは少し低い位置に
ラインを引いてブロックを作ります。

ですが、アルゼンチンは攻めあぐねます。

理由は簡単で、メッシが下がってきてしまうから。
そうすると、前線に上がるのは、カンビアッソ。

え、カンビアッソがトップって、なんだそれ。

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  テベス    カンビアッソ    ラベッシ
            メッシ
    マスケラーノ      バネガ
ロホ      ミリート  ブルディソ  サネッティ
             ロメロ
---------------------------------------

実質、古臭い4-2-1-3になってました。
メッシの役割はストライカーではなく、1990年前後に隆盛を極めた「トップ下」
いわゆるゲームメーカーです。
まるでジダンや中田英寿のよう。

テベスやラベッシがサイドに開いて高い位置を保持しているのも、古臭いです。
むかしのオランダサッカーを思い出します。

うーん、、、、、同じ4-3-3でも、バルセロナとはほど遠い。

メッシは、確かにパスセンスも非凡なものがありますが、やはりストライカーとして
使わなくては、その力は半減します。
テベスとラベッシがサイドに開いて、メッシのスペースを作ろうと工夫したのは
分からなくもないですが、そもそもゲームメーカーとしてメッシを使っている時点で
戦略間違いです。

さらに、ボリビアは低い位置(中盤)に下がるメッシに対して、ボランチ2枚を付けて
きっちりとマーク。
パスはともかく、メッシのドリブル突破は、かなり難しくなりました。

また、カンビアッソがトップに上がってきて何ができるのでしょうか?
ポストプレーも、反転してシュートも望めません。
ボール扱いだってそれほど上手くない。

ですから、アルゼンチンはボールこそ保持しますが、ぜんぜんシュートが打てません。

そのうち、試合展開に慣れたボリビアが、最初は引いていたのに、
ハーフラインを超えて前線からプレスを掛けるように。

その結果、ボリビアもいくつかチャンスを作るようになりましたが、
アルゼンチンも中盤で奪ってショートカウンターができるようになりました。

ただ、中央の人数が足りないので、後ろから飛び込む選手がおらず、シュートは
サイドのラベッシやテベスが打っていました。
そんな角度のないところからシュート打っても、そうそう入らないよ?

また、ボールポゼッションから崩し切るというシーンは皆無。

「仏作って魂入れず」ということわざがありますが、正にそんな感じです。
"形だけバルセロナ"チームの典型と言えるでしょう。

ポイントは、シャビやイニエスタのようなゲームメーカーの不在
パスでゲームを作れる選手がいなければ、バルセロナのようなサッカーはできません。

そして、ドリブルを多用する南米特有のサッカーをそのまま認めている時点で、
アルゼンチンはバルセロナになれないことは明白です。

セルヒオ・バティスタ監督は、一体何を考えているのでしょうか。
マスケラーノやミリート、メッシとバルセロナの選手を何人か入れれば、
バルセロナのようなサッカーができるとでも思ったのでしょうか。
これじゃあ、マラドーナ監督と同じです。

2006年W杯で、アルゼンチンがセルビア・モンテネグロ相手に25本以上のパスをつないで
美しいゴールを決めたとき、その中心にはリケルメがいました。
最後のファンタジスタにして、稀代のゲームメーカー。

そして、バティスタ監督率いる北京オリンピック代表にも、メッシとともに
リケルメがいました。
だからこそ優勝したのです。

必ずしもリケルメがベストだとは言いませんが、少なくともゲームメーカー抜きで、
メッシの能力を最大限生かすことは難しいし、そもそもパスサッカーができるはずがありません。
今大会、選手選考の時点でバティスタ監督は間違ったと思います。

しかし、後半。
バティスタ監督は、プランBに移行しました。
カンビアッソ→ディ・マリアを投入。

えせバルサに見切りをつけたのです。

---------------------------------------
             テベス     
  ディ・マリア    メッシ       ラベッシ
    マスケラーノ      バネガ
ロホ      ミリート  ブルディソ  サネッティ
             ロメロ
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この交代は、チーム全体としては良かったと思います。
また、前半と違って、ラベッシやディ・マリアと言ったサイドの選手が
必要以上に外で張ることもなくなりました。

そのため、テレビ解説の長谷川健太さんも話していましたが、選手間の距離が近くなったし、
裏狙いの走りや斜めに走る選手が増えて、パスもつながりやすくなりました。
前半と違って、ボリビア守備陣を崩せるケースも出てきました。

ただ、この戦術変更で、メッシは終わっちゃいました。
前半と違い、サイドのラベッシやディ・マリアが中に入ってくるようになったため、
メッシのスペースがなくなったからです。
しかも、ボリビアはメッシを最大限に注意していますから、ボランチ2枚のマークは変わらず。

そのため、メッシはなかなかパスをもらえません。
もらっても、何重ものマークに詰められて潰されます。
囮以外に存在意義が見いだせない状態です。

その囮にしても、ボリビアのマークの受け渡しが流麗だったので、どこまで役に立っていたのか・・・?

ちなみに試合展開としては、後半2分、CKからのシュートブロックをバネガがミスして、
ボリビアが先制。
アルゼンチンンの攻撃は前半よりは良くなりましたが、ボリビアの守備もかなり堅固で、なかなか
最後の一線を越えさせません。
また、アルゼンチンがパスをそれほど多用しないこともあり、ボリビアはそれほど疲れておらず、
運動量が落ちません。

アルゼンチンは2バックになるほどリスクを冒して攻め込みますが、
それが裏目に出て後半21分には、ボリビアFWのマルティンスにGKとの1対1を作られます。
GKロメロのスーパーな見切りで事なきを得ましたが、かなり危なかったです。

これは、アルゼンチンが負けるかも?

そんな雰囲気が流れ始めた後半25分。
ラベッシに代えてアグエロ投入です。

バティスタ監督に冷遇されていたはずなのに。

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             テベス     
  ディ・マリア     メッシ       アグエロ
    マスケラーノ      バネガ
ロホ      ミリート  ブルディソ  サネッティ
             ロメロ
---------------------------------------

入ってきて、いきなりドリブルからシュートを打つなど、身体はキレているようです。

そして、後半30分。
ディ・マリアから高いアーリークロス。
それをサネッティが落としたところ、空中のボールをダイレクトボレー!!!
ゴール!

強烈なゴールでした。
うわ、すっごいわ。

サネッティが落としてからシュートを打つまでが速すぎ!
あれじゃDFはもちろん、GKも反応できないよ。

まだ開幕戦なのに、今大会のベストゴールになるんじゃないか?と思うくらい素晴らしいゴールでしたね。

その後、試合が終了するまでのアルゼンチンの怒涛の攻めは凄かった。
ボリビアも引いてひたすら守るんじゃなくて、積極的にボールを奪いにいって、
ほんと激しかったです。
ガチガチ、って音が聞こえそうなほどの肉弾戦。
プレミアリーグに全然負けてません。

ラスト15分間の中にコパ・アメリカのおもしろさ、レベルの高さが凝縮されていたような
気がします。

結果は1-1のドロー。
ボリビアはよくやりました。いいチームだと思います。
アルゼンチンは頑張ったけど、まだまだ。
良くなる兆候は見えたので、優勝の可能性はあるでしょう。

ただ、いまの使い方じゃメッシは生きません。
お願いですから、うまく使って欲しいです。

個人的には、2008年頃までバルサでやっていた右サイドに置く方が
まだ良いと思います。
でも、ゲームメーカーがいないのが一番痛いです。
どうしたらいいんでしょうか?


■追記
初めて見ましたけど、ラベッシはいい選手ですね。
速いし、上手いし。
私好みです。
さすが、昨季のナポリの躍進(リーグ3位)の原動力になっただけはあります。
ウォルコットと交換でアーセナルに入ってくれないかな~。

■追記2
ボリビアの選手がおもしろいです。
テレビでアナウンサーが、CBの選手のことをリベロ、リベロと呼んでいるので

「へぇ、いまどきリベロなんてやってんだ。珍しー。」

と思っていたら、なんと名前がリベロ
ポジションがCBって、ウケ狙いとしか思えません。

他にも、

ロハス・・・・・地球にやさしい選手?
バカ・・・・・・バ△な選手?

みたいなおもしろい名前が目白押しでした。
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