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サッカーには、勝敗よりも大切なものがある。
私は、そう思っています。
勝敗をないがしろにしていいとまでは思いませんが、一番大切なものだとは
思っていません。

まぁ、ブログの題名からして「おもしろいのが一番だ!」ですからね~

クラブの場合、私が大切に思っているものは、やっぱりサッカーのおもしろさであったり、
クラブのスタイルです。

私はアーセナルが好きですが、どこか好きかと言うと、パスサッカーで崩すスタイルを
貫いている処や多国籍軍な処、育成を重視している処、お金の掛かる選手を獲得することより
健全経営を優先している処などです。

特に、いろいろな国からアーセナルに合いそうな選手を発掘・獲得し、
アーセナルスタイルになるよう育成したり、慣れさせていくところが好きですね。

一時期、アーセナルの先発メンバーにイギリス人が1人もいないことが
ありましたが、ああいうのはアーセナルならでは。
もちろん、意図的にイギリス人を先発メンバーに入れなかったら、それはおかしいと思います。
ですが、実力で先発メンバーを選んだら、結果的には1人も入らなくなることもあり得る。
それは、とても自然なことだと思うし、ある意味での理想です。
サッカーに国境はないんだ、ということが感じられて、ホッとします
アーセナルのそういうスタンスは、本当に大好きです。

さて、ここまでが前置きです。(長っ)

先日このブログに書いたように、私はジェフ千葉も好きです。
熱心なファンだとはとても言えないのですが、イビチャ・オシム監督が率いた時のイメージが
強く、どうしてもジェフ千葉のことが気になってしまいます。

ジェフ千葉は、潤沢な資金を持つクラブではありません。
ですから、オシムは努力型の選手たちに、考えるスキルを身につけさせ、走れるように仕立てあげ、
チームを強くしました。

チームが強くなったので、シーズンが終わるとジェフのエース級の選手が
他チームに請われて移籍する、ということが毎年発生するようになりました。
ジェフ千葉よりも年棒の良い他のチームに。

しかし、オシムが監督をしている間、ジェフのサッカーのスタイルは一貫したままでしたし、
強さもずっと維持していました。
前の年のエース級がいなくなっても、選手が次々と育ってチームの新たなエース級の座を
担ったからです。

・・・いま気づきましたが、私はお金のない育成型のチームが好きなのかもしれません(?)

その頃のジェフ千葉のスタイルは、とてもとても魅力的でした。
リスクを冒して相手陣内になだれ込んでいくサッカーのスタイルもそうでしたし、
クラブとしての姿勢・スタイルもJの中では際立っていたと思います。
祖母井GMという日本人としては珍しく、サッカーに詳しいGMらしいGMがいたことも
大きかったのでしょう。

ですが。
イビチャ・オシムがジェフ千葉を辞め、日本代表監督になって以降、急速にそのスタイルは
崩れていってしまいました。
イビチャの息子アマルがイビチャの後を継いで監督になりましたが、ナビスコカップこそ
取りましたが、リーグ戦の順位は前年4位→11位に急降下。
祖母井GMもフランスのグルノーブルのGMとして移籍してしまい、スタイルを守る人が
いなくなってしまったのが大きいと思います。

その結果、ジェフ千葉はスタイルを見失って迷走。
監督も、アマル→クゼ→(澤入監督代行→)ミラー→江尻と変わっていき、
その度にリーグ戦の順位も

2006年 11位(J1)
  ↓
2007年 13位( 〃 )
  ↓
2008年 15位( 〃 )
  ↓
2009年 18位(J1)※J2に陥落
  ↓
2010年  4位(J2)

と落ちていきました。

イビチャや祖母井GMはいなくなったのに、そのイメージが強烈過ぎて、
サポーターはもちろん、フロントもマスコミもジェフ千葉にその頃の
幻影を追いかけてしまったことが大きかった。
その結果、サッカーのスタイルがブレまくっていました。

もちろん、一部のサポーターやフロントの方は、イビチャのイメージから
早い段階で抜け出そうとしていましたが、それを良しとしないサポーターや
フロントの方も根強くいて、対立してしまったことも混乱に拍車を掛けました。

そして、J2に落ちたことで、それまでさほど口を出してこなかった
親会社のJR東日本から強烈な指導と圧力が掛かるようになりました。

「すぐにJ1に上がれ」

ただ、それだけでした。

JR東日本には、おそらくサッカーに詳しい人がいないのでしょう。
2010年には新人監督である江尻氏を続投させておきながら、オシム時代の
選手を集めます。
茶野、佐藤勇人、村井、林。
しかし、残念ながら、江尻監督には彼らを使いこなすスキルもなく、
また、彼ら自身もピークを過ぎていました。

サッカーに少し詳しい人間なら、2010年シーズンが始まる前に、
ジェフがJ1に上がるのは難しいだろうな、ということは
容易に予想できたと思います。

それは、JR東日本が馬鹿な親会社っぷりを発揮したからに他ありません。

そして、2011年。
ジェフ千葉は、最後の手段を取ります。

その最後の手段は、私が全く予想していない方法でした。

ノルウェーから、フィールドプレイヤーとしては世界最高身長を誇るFW、
204cmのオーロイを獲得したのでした。

いわゆる放り込みサッカー。

それを、あろうことかジェフ千葉が目指し始めたのでした。
勝つために。
J1に上がるために。

まさか、ジェフがねぇ・・・。
本当に親会社(JR東日本)のプレッシャーは、厳しいんですね。
恥も外聞もなく、ただひたすらJ1に上がることだけを志向した選手獲得です。

そして。
先日、ジェフの試合を見てみましたが、やっぱり放り込みサッカーをやっていました。
2007年の浦和レッズのように、組織的守備の機能美と圧倒的なワシントンの個人技が
光った質の高い放り込みとは次元が違います。

ただ、ひたすら何が何でも放り込むサッカー。
醜いです。

いま、ジェフ千葉はJ2のトップを走っています。
結果から見ると、JR東日本のお偉いさんたちの期待した通りです。

私は、この状況に狼狽しています。
イビチャ・オシム時代のジェフとは全く違うこのジェフを、これまで通り
好きでいられるのだろうか?
勝つことだけを優先したこのスタイルのジェフを。

オーロイがケガで長期離脱しない限り、今季のジェフはきっとJ1に昇格すると
思います。
今季のJ2は、震災のために日程が厳しい。
走ったりパスを回すサッカースタイルは、夏場やシーズン後半に
疲れからパフォーマンスを落としやすいです。

ですが、高さは疲れとは無縁。
クライフっぽく言うなら、

『ボールを放り込め。背の高さは疲れない』

というところでしょうか。
実際、オーロイはほとんどジャンプせずにハイボールを競り、しばしば相手CBに勝っています。

でも、このオーロイに頼り切ったスタイルがJ1で通用するとは思えません。
きっと、すぐにJ2に落ちてしまうでしょう。
私が、最も恐れていたエレベーター・クラブになりかねない。

それともJ1に上がった時は、別の選手を獲得して、スタイルを一新する気なのでしょうか?
そんなことをすれば、チーム内やサポーターが混乱し、やはりJ2に落ちやすく
なると思います。
そのとき、改めてサポーターやファンは、クラブのスタイルをコロコロと変えてJ1に
上がっても、それは一時しのぎにしかならない、ということを思い知らされるはずです。

いまのジェフには、期待できる未来像が何もありません。
ただ、目の前の快楽(J1昇格)だけを追って刹那的に日々を
やり過ごしているだけのように感じます。

本当に狼狽しています。
私は、ジェフを好きでい続けることができるのでしょうか?
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