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キリンカップ(ペルー、チェコ)を戦う日本代表のメンバーが発表されました。
ザッケローニ監督はなかなかやるな、という印象です。

若手や新しい選手を中心に招集しつつ、インタビューでは招集しなかった選手にも
最大限に配慮した発言。
そして、話題の宇佐美についても、冷静なコメントをしていました。

以下、スポーツナビの記事から引用です。 赤字部分は私が色を付けました。

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まずは宇佐美からだが、彼の活躍は昨シーズンから見てきた。
非常にいいモノを持っていると感じている。
ただ、それは92年生まれにしてはいいモノを持っているという意味だ。
宇佐美は五輪世代の選手と認識しているが、今回の招集に関してはU-22代表の
関塚監督と話をして、今度の試合では直接話もしたいし、手元に置いて彼のプレーを
見たいと思い、招集することにした。
しかし、彼はA代表の選手というわけではなく、五輪代表の選手として認識してもらいたい。

スポーツナビ、5/27の記事より)
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なかなかメディアとの付き合い方が上手いです。

「本来の実力としてはA代表には足りないが、自分が見たいから宇佐美を呼ぶ」

こういう趣旨のことをはっきりと発言する日本人監督は少ないと思います。
あくまでキリンカップは練習試合なのだ、というスタンスを明確にしたうえで
メディアが変にヒートアップしないように釘を刺し、宇佐美が過度にメディアに
晒されるのを防ぎたいという意図が感じられます。

また、正直な思いでもあるような気がします。

今季の宇佐美はなかなか良いプレーもしていますが、19歳の選手にはありがちな
ように、ある状況下では活躍するものの、そうでなければ沈黙するという傾向が顕著です。

例えば福岡戦では、前半はピッチ上にいるのかいないのか分からないような
パフォーマンスでしたが、後半に西野監督がフォーメーションをいじってから
突然動きが良くなり、ゴールを決めました。
また、ACLのセレッソ戦も良くは無かったです。

それを踏まえると、ザッケローニ監督の発言は十分うなずけるものです。
私も、宇佐美を呼ぶのならU-22の方がいいと思います。

ただ、宇佐美の成長は、比較的順調です。
まだ19歳なのに、Jリーグ上位のチームのレギュラーですからね。
正直、U-17の時にはMFかFWかよく分からない中途半端な選手になってしまうのではないかと
危惧していたのですが、きちんとFWとして成長している感じがします。
特に、成長のためには実戦経験が欠かせない10代の後半~20代前後の年齢に
差し掛かっている現在、J1という高いレベルでいつも試合に出られているのは
悪くありません。

山田直輝も、宇佐美と同じくらい試合に出ていればもっと成長していたのに・・・。
ケガが多いのと、監督に恵まれないのが残念です。

ちなみに、宮市ですが。
プレミアリーグには、EU圏外の外国人選手が出場するためには国際Aマッチの出場率が
75%以上でなければならない(例外あり)、というルールがあります。
そこで、このルールをパスするため、宮市をアーセナルにA代表に呼べ、という考え方が
あるようです。

それは、いかがなものかな?と思います。

いまの宮市は才能はありますが、実力はまだ十分ではありません。
アーセナルで、ウィルシャーのようにすぐレギュラーを奪うことは難しいと思います。
それはすなわち、試合経験を積むことが成長に重要な時期に、定常的に試合に出られないと
いうことを意味します。

そうすると、才能が持ち腐れていくことは間違いないでしょう。

以前、そういう選手が1人いたことを覚えていませんか?
稲本です。

彼は2001年に21歳でアーセナルに移籍しましたが、出場試合が非常に少なかった。
本来のスタイルは、ボランチの位置でフィジカルを生かした守備をしたり、
強いキック力と視野の広さを生かして左右に広くパスを配球することでしたが、
試合に出場する機会を得るために目立とうとして、無闇に前に出てゴールを狙うスタイルに
変わってしまいました。

そのスタイルは、短期決戦である2002年の日韓W杯でこそ成功しました。
が、守備やポジショニングに難があったため、クラブレベルでは安定したパフォーマンスを
見せることはできませんでした。
その後、プレミアリーグの下位クラブを転々とし、一時は2部に落ちたりしながら、
結局はパフォーマンスが上がることはなく。

ある欧州の記者が、20代半ばの稲本を見て
「10代のころはあんなに才能にあふれていたのに、一体何があったんだ?」
と嘆いていたそうです。

稲本が再びわずかに輝いたのは、欧州に渡って5年も後のこと。
トルコのガラタサライで、1ボランチという守備専のポジションで小さく輝きました。

ですが、時とともに、本来の武器だった守備とロングパスという特長は衰えていき、
必ずしも得意ではない攻撃的なスタイルが板についてしまいました。

その後も、フランクフルト(ブンデスリーガ)→レンヌ(リーグアン)と
中規模のクラブを移りながら、2010年にJ(川崎フロンターレ)に戻ってきました。

稲本は、欧州でサッカーの才能を潰してしまった典型的な選手だと言えるでしょう。

宮市には、そうなって欲しくありません。
A代表に呼ばれるときは、十分な実力を身に付けてから呼ばれて欲しいと思いますし、
アーセナルにも、いまの段階では行くべきではないと考えます。

何も焦る必要はありません。
まだ18歳、2013年のU-20W杯にだって出場できるわけです。

周囲の声に惑わされず、ゆっくりと成長していって欲しいと思います。
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