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大分トリニータについて、お気楽な新聞記事を見ました。

以下、引用です。

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【トリニータ】シーズンパスまずまず

大分トリニータのホーム戦を年間通して観戦できる「シーズンパス」の販売は
7日現在、5912席。
チームを運営する大分フットボールクラブ(大分FC)は目標の8400席に向けて、
追い込みにかかっている。

シーズンパスの販売収入は開幕前に確保できる大きな財源で、今季はチケット収入
(3億8100万円=予算)の64%を見込んでいる。席の種類によって価格は上下するが、
最も購入の多いトリニータシート(一般)は2万7千円。
昨季はJ1時代を含めても過去最多の8200席余りを販売した。
これは経営危機が表面化した後で、行政や企業など15団体で構成する「県民会議」を中心に、
新規で3千席以上を販売したという特殊要因が大きい。
現時点で、シーズンパスの継続率は例年並みの約70%。昨季はこの時期からさらに
約2千席を販売しており、今季もある程度の上積みは見込めそう。
一方で、新規の販売はやや苦戦している。

大分FCの水島伸吾運営事業部チーフマネジャーは
「現時点の数字としてはまずまず。昨季15位だったことを考えれば、新チームへの
期待の表れが大きいと思う」
とした上で、
「目標を下回れば、その分だけ収入、利益が縮小し、(借入金の)返済計画にも影響が
出かねない。ぎりぎりまで目標に近づけるよう努力したい」
と話している。

(2011年2月8日 大分合同新聞)
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URL(HPアドレス)は、こちらです。


この5912席は、本当に『まずまず』なのでしょうか?

まず、日々ベースでどのくらいの伸びを見せているのか確認します。

大分トリニータのHPを見ると、2011/2/3現在で5867席が売れているそうです。
つまり、1日当たりの伸びを計算すると、

(5912席-5867席)÷4日間[2/4~2/7の日数]
=45席÷4日間
=11.25席/1日当たり

つまり、1日で11.25席売れていることになります。


一方で、昨年の実績を見てみましょう。
2/7に一番近い時期の実績を見ると、2010/2/16現在で販売数は7081席だったとのこと。

そこで、1日当たりの伸び率から今年の2/16時点の販売数を予測し、
昨年の2/16の販売数と比較してみます。

単純に、日数に比例して販売数が伸びると考えるなら、

5912席+11.25席×9日間[2/8~2/16の日数]
≒6014席

あれ? 昨年と比べて、1067席も少ないぞ!?
(7081席-6014席=1067席)

どこが『まずまず』なんでしょうか?

もしかして、大分トリニータお得意の
『周囲が誤解するような情報を意図的に発信する』
ってヤツでしょうか?


もちろん、上記は単純な推定方法なので、誤差はあると思います。

しかし、昨季は累計販売数が計8200枚ですから、2/16の販売数7081枚から販売終了までに
1019枚しか上乗せできていないことになります。

つまり、これから約2倍のペース[≒2.05=(1067枚+1019枚)÷1019枚]で販売しないと、
昨年実績を達成できません。

そんなの絶対無理やん!?

しかも、今年の目標販売数は、昨年実績よりも200枚多い8400枚。
目標を達成できないことは、火を見るよりも明らかです。

今の売り上げの伸びから考えると、おそらく今季のシーズンパスの年間販売数は、
7200枚前後というところでしょう。
1枚の単価を多少低めの3万円と見積もっても、3万円×(8200-7200)=3000万円の減収です。

J2で15位という散々な成績だったのに、なぜ昨年よりも高い販売目標を掲げるのでしょうか?
冒頭の新聞記事にあるように

『昨季はJ1時代を含めても過去最多の8200席余りを販売した。
 これは経営危機が表面化した後で、行政や企業など15団体で構成する「県民会議」を中心に、
 新規で3千席以上を販売したという特殊要因が大きい。』

のに。


察するに、おそらくこの販売目標を達成しないと経営的な問題が浮上するためでしょう。

そこで思い出されるのが、昨年11月の青野浩志社長の発言

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(前略)
また、来年1月末には経営危機の救済措置としてJリーグから融資を
受けた6億円のうち1億円が返済期限を迎えるが、同社の青野浩志社長は
来期のシーズンチケット収入やスポンサー収入を返済に充てたい」と述べた。

(2010年11月6日 読売新聞)
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今季(2011シーズン)のシーズンパスの総売り上げは、おおむね2.2億円
(≒単価3万円×7200枚)くらいでしょう。
大分トリニータは、そのうちの約半分(1億円)を1月末の借金返済に当てたのだろうと
思われます。
まだ、今シーズンは始まってもいないのに。

明らかに自転車操業ですね。

そうすると、ポイントは今後の支出がどれだけ削れているか、です。
高松のレンタル移籍(FC東京へ)で支出が減り、ほっと一息ついているのかもしれませんが、
もっと根本的な事業の再構築が必要な気がします。


そうそう、広瀬県知事が、今年もホームスタジアムの年間使用料(8600万円)の免除を
継続することを匂わせていますが、もちろん、ちゃんとしたクラブなら受け入れる気は
ないですよね?

本当に、ジリ貧の赤字垂れ流し第三セクターになっちゃいますよ?
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