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バルセロナ-A・マドリード戦を見ました。
バルサのホーム、カンプ・ノウでの対戦です。

リーグ順位は、バルサはぶっち切りの1位。
A・マドリードは7位です。
絶好調とは言えませんが、まぁまぁの順位と言っていいでしょう。

バルセロナのフォーメーションは
-------------------------------------------------
        ビジャ    メッシ    ペドロ           
         イニエスタ     シャビ
              ブスケツ
マクスウェル  アビダル    ピケ   ダニエル・アウベス
               バルデス
-------------------------------------------------

いつもの4-1-2-3で、ほぼベストメンバー。
一方のA・マドリードは、4-4-1-1です。

オシム風に言えば、A・マドリードのDF4枚がバルサの前線3枚(ビジャ・メッシ・ペドロ)を
見て、中盤4枚がバルサの中盤3枚(イニエスタ・シャビ・ブスケツ)を見る、という形に
なるんでしょう。
守備時に、数的優位を作ること意識した布陣です。
もし、バルサのSBが上がってきたら、FW2枚も守備に入るんでしょうね。


試合開始。
いきなり、バルサがゲームを支配します。
パスをつなぐつなぐ。

A・マドリードは、ラインを高くしてラインを縦にコンパクトし、
ショートカウンターを狙います。
バルサも、いつも通り最終ラインが高い。

そのため、中盤のスペースはあまりありません。。
しかし、バルサは普通にショートパスをつなぎます。

ここらへんは、さすが。
やはり上手いです。

じわじわとビルドアップします。
A・マドリードの4-4は、少しずつ退却。
ですが、コンパクトさを保ちながら退却することで、バルサのパス回しを
少しでも制限しよう、という意図の見える退却です。
そして、奪ったらすぐにカウンター、という狙いも明確。

バルサは、選手が流動的に動きながら、パスを回し続けます。
両SBのアビダルとダニエス・アウベスは、あまり上がってきません。
たぶん、上がる必要がないからでしょう。
上がらなくても、ボールポゼッションは圧倒的なので。

先制点は、バルサ。
前半17分に、右サイドでボールを受けたメッシが、そのまま左に向かって
ドリブルを始めます。

ほら、メッシが右サイドにいた頃によく見せていたアレですよ、アレ。

A・マドリードの守備陣は横にずれて対応しようとしますが、
メッシのドリブルが速すぎて、付ききれません。
その一瞬を見逃さず、DFの間と間を通すグラウンダーのシュート。
メッシの進行方向(左向き)とは、逆のゴール右下に放ちます。
何という体幹でしょうか。

GKは、ほとんど反応できません。
キレイな先制点です。

メッシにとって、『スペースが無い』とはどういう時を指すのか
一度訊いてみたいですね。

A・マドリードは中盤をコンパクトにすることで、何とかバルサのパスを
奪いたいのですが、あまり狙い通りにいきません。
パス回しが速すぎるからです。

バルサのパス回しを「美しい」という人がいるのは分かりますし、
私も以前はそう思っていました。

しかし、この試合のバルサのパス回しは「美しい」という次元を超えて
「機械的」な次元に突入しているように見えました。

相手DFがこう来たら、こう動いて、そこにパスを出す。
それが、あらかじめ決まっているような。
オートマティズムが徹底されている、と言ってもいいかもしれません。

ずっと見ていると、どこかの工場、もしくは機械式時計の内部構造を
見ているような気分になりました。
とても複雑で精密で、ある一定の仕組みに従って動いている工場や機械式時計。

前半28分。
その機械的な仕組みから、放たれるビジャの縦パス。
メッシが裏で受けて、ゴール。

2点目です。

A・マドリードの守備が、そこまで悪いわけではありません。
むしろ良い方でしょう。
ただ、いくら良くても、人間がやっているA・マドリードの守備では、
バルサの機械式攻撃にかなわない。

そんなイメージに囚われました。


そして、さらに恐ろしいのは、バルサの守備です。

A・マドリードが最終ラインをコンパクトにしているのは、
ボールを奪ったら素早く前線に上げてショートカウンターを
やりたいからです。

しかし、たまにA・マドリードがボールを奪うと、あっと言う間に
バルサの選手たちが集まってきます。
ビジャやメッシもサボりません。
これぞ全員守備。

グラウンダーの速いパスを前線に出したいA・マドリードですが、
バルサの攻→守切り替えの早さと徹底したプレスのために
ロングボールの放り込みしか出来ない状態に陥ります。

何度も何度もチャレンジしますが、バルサの守備は徹底していて
いつもロングボール出さざるを得ません。

今日のバルサにとって、ロングボール処理はたやすいこと。
バルサの両SBがそれほど上がっていないので、常時3~4枚は
後ろに待っていますし、一方でA・マドリードで前線にいるのは、
FW1枚か2枚のみだからです。

そうして、またバルサのポゼッションが始まります。

A・マドリードから見たら、地獄のようでしょう。
守備はそれほど悪くないのに、押し込まれ失点する。
ボールを奪っても、ロングボールを出さざるを得ず、すぐに奪われて
また相手のターンになる。

やりたい放題やられているわけではないにしろ、試合展開としては絶望的です。

後半に、メッシがハットトリックを決めてジ・エンド。
A・マドリードは、良いところなく敗れました。

それにしても、今季のメッシは何回ハットトリックをやるんでしょうか?
CLやカップ戦を含むと、もう5~6回はやっていますよね。(もっと多いかも?)
ハットトリックが、別に珍しくない普通のことのような感じになってきてしまいました。
一生、ハットトリックしたことのないFWもいると言うのに。

それどころか、メッシが1試合で1得点だと
「あれ、1点しか取ってないの? 調子悪いのかな?」
と思ってしまうことさえあります。
完全に感覚が麻痺しています。

データを見ると、リーグ戦19試合に出場して24得点。(第22節まで)
CLも6試合に出場して6得点。(1次リーグまで)
いずれも、1試合1得点以上をマークしています。
異常です。

私が最も好きな選手はジダンですが、最も凄いのはメッシだと思います。
(メッシも、もちろん好きです)

それでは、このメッシ擁するバルサを一体どうやって止めるのか?
特にアーセナルが。

ポイントは、バルサの守備だと思います。
これまで、バルサの攻撃に着目して、その攻撃力を弱める戦い方をしてきた
チームが多かったように思います。
しかし、それで成功したのは、インテルとエルクレスのみ。
しかも、バルサの調子が悪かったから(前者は火山噴火の影響、後者はW杯の疲れ)、
という要素も大きく影響しています。

いまの好調バルサに勝つには。
ボールをバルサに持たせなければ良いのです。
ボールを保持し、バルサに取られない。

そのヒントは、第11節のビジャレアル戦にありました。
この試合、結果は3-1とビジャレアルの惨敗ですが、試合展開としては
それほどバルサが圧倒していたわけではありません。

なぜなら、ビジャレアルのポゼッション率が高く、バルサはあまり
攻撃できなかったからです。
そして、攻撃できない=バルサの守備の時間が増える、ことを意味します。
つまり、バルサは守備にも奔走せざるを得ず、体力はあまり温存できて
いませんでした。
そのため、プレー精度も後半には落ちてきていました。
メッシを除けば。

この日のメッシは非常に良く、ビジャレアルは彼1人にやられたと言っても
過言ではありません。
しかし、メッシと言えども、いつもいつもそこまで調子が良いわけではない。

それなら。
アーセナルなら、ボールポゼッションを長くしてバルサを走りまわせることが
できるでしょう。
守備で走り回ったことの少ないバルサに取っては、それはかなり厳しいことだと思います。

メッシ対策ですが。
メッシの調子がベストでないことを願うだけでいいでしょう。
と言うか、それ以外にできることはないんじゃないかな?

CLにおいて、アーセナルがナスリのいない1st.legでバルサに勝つことは困難でしょうが、
2nd.legでポゼッションを高め、アウェイゴールを利用してバルサを倒す。

今季のアーセナルなら、きっとそのシナリオを描けるはずです。
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