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今夜は、アジアカップ決勝戦なので、その前にいろいろ思ったことを書いてみます。


■アジアのレベル

日本代表が苦戦すると、すぐ「アジアのレベルは上がっている」
と言いたがる方が多い気がします。

ですが、個人的には、アジア全体のレベルはここ5年ほど変わっていないと思います。

まず、大会前から優勝候補のトップ3と言われていた韓国・オーストラリア・
日本が、何の波乱もなくすんなり1位~3位を占めてしまったこと。

この3つの国は、南アフリカW杯はもちろんドイツW杯にも出場している国であり、
アジアでは頭ひとつ抜け出た存在であることは、その頃から変わっていません。

※オーストラリアは、ドイツW杯のときはアジア(AFC所属)ではありませんでしたが、
 W杯ベスト16であり、もしアジアにいればトップレベルの実力だったことは
 間違いありません。

これら3つの国に追いつき追い越せ、とイラン・サウジアラビア・イラク・
北朝鮮・ウズベキスタンなどのアジアの第2グループが頑張っていますが、
各国とも良かったり悪かったりを繰り返していて、韓国・オーストラリア・日本を
脅かす存在にはなってないのが実情です。

また、プレーを見ていても、レベルが落ちている国もあれば
上がっている国もありました。
ヨルダンは2004年に比べてカウンターの精度が低くなっていましたし、
カタールは守備戦術が徹底されていなくて、スペースを対戦相手に
渡しまくり。
きちんと引いて、組織的に守っていた以前のカタールの方が
やりにくかったと思います。
サウジアラビアは、書くのも嫌になるほどレベルが下がっていました。

一方で、ダエイが引退してかなり長く低迷していたイランは
復活の兆しが感じられましたし(ACLでも準優勝していました)、
ウズベキスタンは2008~09年に日本が対戦したときの強さを維持。
イラク・北朝鮮もあまり変わっていませんでした。


しかし、ここからが一般的には理解しにくいところなのですが、
じゃあ韓国・オーストラリア・日本は、アジアの他の国に
いつもいつも勝てるのか?と言われると、それはNoです。

なぜなら、弱いチームは引き分け狙いのドン引きサッカー、
という選択肢があるからです。
そうすると、3か国は
「負けることはほとんど無いけど、勝つのもそう簡単じゃない」
という状態に陥ります。
さらには、ごくまれに負けることも無いとは言えません。
ロースコアゲーム、というサッカーの競技の特性上、しょうがないこと。

そして、この構図は、アジアだけでなく欧州や南米の代表チームでも共通しています。

サッカーでは、国同士で力の差があることは『負けることは(まず)無い』に
直結しますが、『必ず勝つ』とは限らない、という側面があるのだと思います。

それを踏まえると、アジア全体のレベルや勢力図は変わっていない。
個々の国は強くなったり弱くなったりと色々ありますが、全体をざっくり捉えると
そう解釈するのが妥当なのではないでしょうか。


■韓国・オーストラリア・日本の強さ

ここ5年ほどのトップ3か国の強さを見ると、

韓国代表       :
オーストラリア代表 :
日本代表       :

という感じだと思います。


韓国は、明らかに右肩上がり。
朴智星(パク・チソン)もマンUに加入した直後の2005年頃より
上手く強くなっていますし、新世代の若手も育っています。
フィジカルの強さやスピードはそのままに、ドリブルの上手さや
パスの巧みさを兼ね備えた選手が、続々と増えてきている印象です。

特に忘れてはいけないのは、日本人は香川ショックでブームのように
ブンデスリーガに移籍していますが、韓国人選手はプレミアリーグや
フランスのリーグアン、ブンデスリーガ、スコットランド等の
様々な欧州の国にバランスよく移籍を果たしているということ。

日本人選手の場合は、まずセリエA→スペイン→フランス→
スコットランド→オランダ→ブンデスリーガ、と時期によって
移籍する国が集中するとともに、それが移り変わっていく傾向があります。

それは、その国で一時的に活躍する選手がいたので(セリエは中田英寿、
フランスは松井、スコットランドは俊輔、オランダは本田圭佑等)
他の日本人選手もそれに続いて移籍しますが、続いて移籍した選手は
あまり活躍しないため、そのうちJリーグに復帰したり、さらに
別のリーグに移ってしまい、最終的にはそのリーグに所属している
日本人が減ってしまう、という悪循環になっているからです。

この後、ブンデスリーガでも香川に続く選手が出てこないと、
移籍ブームもすぐ終わるでしょう。
(内田に期待?)

韓国の場合は、朴智星がマンUで活躍している間に李青龍(イ・チョンヨン)が
プレミアリーグのボルトンに移籍してかなり活躍していますし、
スコットランドリーグのセルティックには2009年奇誠庸(キ・ソンヨン)が
移籍した後に、2010年にチャ・ドゥリが移籍しています。
その結果、奇誠庸とチャ・ドゥリはセルティックでレギュラーを獲得して
チームのリーグ首位(1/28現在)に貢献していますよね。

このように、韓国人選手は欧州の様々なリーグに定着しつつあり、そのために
移籍市場では特定のリーグに偏らず、移籍先が広く開けている。

それが、韓国の強くなりつつある理由の1つのような気がします。


オーストラリア代表は、よく言われるように高齢化が進んでいて
弱くなっているように思います。
正直に言って、ヒディンク元監督の遺産で戦っている感は否めません。
ケーヒルは、いまでもプレミアリーグのエバートンで活躍している
一流選手ですが、キューウェルは衰えてしまったし、そのほかの選手も
いまひとつです。
平均年齢は、おおよそで日本の25歳に対して豪代表は28歳。

今大会、オジェック監督は、意識統一がしやすく短期決戦向きのロングボール戦術
(しかも運動量が比較的少なくて済み、高年齢な選手たちにやさしい)
を採用しており、その強さは一定以上のレベルにありますが、
2006年に比べるとレベルの差はあきらかです。
今後、どうやって若返りをするのか(そもそも若返りに値する若手選手が
いるのかどうか?)注目です。

日本の矢印の意味は・・・・、ご想像にお任せします。
ヒント:矢印の最初はジーコ元監督の就任直後から始まっています。


■アジアカップ決勝戦の予想

日本が勝つと思います。

日本は、ザックジャパン以降、とてもバランスが良くなっており、
特に攻撃面での伸長が著しいと思います。
両SBの上がりとスピードを生かした今の日本の戦い方なら、
豪代表のGKシュワルツァーがプレミアリーグのフラムの正GKだろうと
2~3点は取れるんじゃないでしょうか。

守備面では、まだ後ろの守備に課題があるのは確かなのですが、前からのプレスも
上手く掛けられるスキルがありますし、オーストラリアのロングボール戦術に
一方的に押し込まれることはないでしょう。
セットプレーでは、身長差からどうしても後塵を拝さざるを得ませんし、
ロングボール戦術には偶発性の高いゴールもありますから、
失点0は難しいでしょうが、大量失点は考えにくいです。

よって、日本が勝つと考えます。
予想スコアは、2-1。

ただし、ひとつ心配事があります。
準決勝で日本は韓国と120分戦って、心身ともに極限まで消耗しました。
一方で、オーストラリアはウズベキスタンに90分で6-0と楽勝。
しかも、キューウェルとケーヒルを早々に下げて体力を温存させました。
このコンディションの差が、どこまで影響するのか?

普通なら日本勝利だとは思うのですが、仮に延長に持ち込まれてしまった場合は
かなり厳しい戦いを強いられる気もします。


■韓国-ウズベキスタンの3位決定戦

韓国が3-2で勝ちましたね。
これで、韓国も次のアジアカップの予選免除。
良かったですね。

試合内容ですが、まぁホントーに韓国は疲れていましたね。
足が動かないこと、動かないこと。
やっぱり、準々決勝・準決勝と2試合連続で120分戦った上に
中2日で3連戦ですから。
そりゃキツい。

朴智星もいないから、個の力だけに頼るわけにはいかないし、
高さやパワーではウズベキスタンの方が上ですから、
本来はプレス&パスワークで崩したいところなんでしょうが、
運動量がないので、それもできない。

その結果、それほど上手くもないウズベキスタンに対して
前半のボールポゼッションは35%と散々な状態でした。

ですが、韓国はさすが懐ろが深い。
伝統の速いカウンターという武器を持っています。
プレスとパスワークがダメなら、引いた位置から速いカウンター発動!

あっという間に3点を取ってしまいました。

強ぇえーーー、韓国。
戦い方のバリエーションをいくつか持っていて、
状況によってそれを使い分けられるのは、本当にうらやましいです。

かつて日本代表でそれができたのは、オシムジャパンがその片鱗を
見せた時と、ジーコジャパンが完成度は低いながらも
4-4-2と3-4-1-2を併用した時だけです。

前半の終了間際にPKでウズベキスタンが1点を返して3-1にしましたが、
韓国が相手をコントロールしてカウンターを次々としかける
構図は変わりません。

こりゃぁ、韓国の楽勝だな。
後半も1~2点取って、5-1くらいで勝つだろうなぁ。

そう思って、後半が始まる前に寝てしまいました。

そして、今朝起きてスコアを見てみたら、なんと3-2。
えーっ、あり得ん

新聞社の記事を見ると、韓国は疲れから、さらに失速しちゃったみたいですね。
それで、後半ウズベキスタンに押し込まれた、と。
ナルホド。
それなら、しょーがないか。

疲れって怖いですね
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