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今年のACL決勝は、韓国の城南一和とイランのゾバハンです。
城南一和はともかく、ゾバハンってチームは初めて聞く名前です。
どんなチームなんだろう?

試合開始。

ゲームは、いきなりゾバハンが支配します。
かなり巧いですね、このチーム。
足元もパスもドリブルもいいです。
そして、ちゃんと走る。
フォローのための走りは、下手なJリーグのチームよりよほど徹底してます。
「そこ、走りこんだ方がいいんじゃないかな」と思った場所に
必ず走りこんでいますし。

ショートパスだけで崩すには、パス精度がちょっと足りないですが
(ダイレクトパスを3~4本続けると、どうしてもパスコースが狂います)、
ドリブルとパスを織り交ぜれば全然イケてます。
城南一和は、4-1-4-1か4-2-3-1的なフォーメーション。
整備された組織的守備で網を張ってましたが、ゾバハンのパスとドリブルに
しばしば網を破られていました。

そして、身体もかなり大きくて背が高いです。
ですから、ちょっとおもしろい技を使ってました。

それは、浮き球パスです。

城南一和に比べて背が高いゾバハンの選手は、城南一和の選手にプレスを
掛けられてパスコースを消されても、ひょいっと5~6m離れた味方に浮き球パスを
出します。
城南一和の選手がプレスを掛けにいっていっても、浮き球パスで逆を取られてしまい、
ゾバハンが逆に数的有利を生かして攻め上がる、というシーンを何度も見ました。

ロングボールではないので、浮き球と言ってもそれなりに精度も高く、
城南一和は苦しんでいました。

Jリーグだと、徹底してグラウンダーでつないで中盤を作る、みたいな
イメージがありますが、ゾバハンはドリブル突破とパスに、浮き球パスを
織り交ぜてで中盤を作っていましたね。

日本人は、デカい選手は巧くない、という思い込みがありますが、
世界どころかアジアにも、デカいのに巧いチームがあることが分かります。
いえ、もはや、巧いのにデカい、と言った方がいいかもしれせん。
小さい方が俊敏でテクニックがある、という思い込みは捨てた方が
いい気がします。

そして、”巧い”ゾバハンがずっと主導権を握ります。
城南一和は激しく速いサッカーをしますが、なかなかボールを奪えません。

城南一和のキーマンは、MF?FW?のコロンビア人選手のモリーナ。
ブラジルのサントスで10番を張っていた選手です。
セルビアのレッドスターにもいたようですね。

浦和のポンテに似たタイプです。
ドリブルで切り裂けるし、シュートも打てるし、パスも出せる万能型。
しかも、キープ力がすごい。

城南一和は、ときどきカウンターを仕掛けますが、必ずと言っていいほど
モリーナが絡んでいます。
しかし、ゾバハンのDFがシャットアウト。
モリーナをかなり警戒しています。

ゾバハンは、ポゼッションを生かして攻めこみます。
ただ、ゴール前でのアイデアがちょっと足りません。
そういう意味では、城南一和の方がアイデアはありました。
ですが、ゾバハンの守備は堅く、アイデアだけではとても破れる気配はありません。

城南一和が点を取るのは、セットプレーからしかないだろうな~。
それすら難しいと思うけど。

前半29分。
城南一和が、スローインをゲットします。
右サイドからロングスロー。
混戦からゴール!

えーーー!?
城南一和が先制しちゃったよ。
何の前触れもなく。

なんだかガッカリです。

私は、セットプレーからのゴールが嫌いです。
直接はもちろん、セットプレーからボールを落としてゴール、みたいなのも嫌です。

私がアーセナルを好きな理由の1つは、セットプレーが下手だからです。
セットプレーのようなつまらないプレーで点は取って欲しくない。
もし、セットプレーから点を取ったら「負けてしまえ!」と思ってしまうほどです。

特に、こんな風に押されているチームがセットプレーで突然点を取るのって、
とても公平だとは思えませんし、サッカーの醍醐味を奪ってしまいます。

それもサッカーのおもしろさだ、と言う人も多いのでしょうが、
個人的にはおもしろいと思えません。
心底、萎えます。

私が学生時代にサッカーをやっていた頃は、せめてセットプレーからの
直接ゴールは全て禁止にして欲しい、とずっと思っていました。


後半が始まると、城南一和はCKから2点目を決めます。

あららら、、、、、、、ほんとにガックリきました。

どれだけゾバハンが押してても、CKは関係ないですからね。
しかも、2点も先制されれば、こういう決勝戦では勝ち目はありません。
城南一和は守りきれば良いだけです。

城南一和の守備の要は、先制点を取った身長195cmの長身CBです。
名前は、ササ・オグネノフスキ。
チームのキャプテンも務めています。

名古屋のケネディに似てるな、と思ったら同じオーストラリア代表です。
何となく同じ匂いがすると思ったら、そういうことですか。
ゾバハンはいい形を作るのですが、最後の最後で城南一和に守られます。

後半22分。
ゾバハンのカウンター。
組織的なカウンターです。
ボールの受け手は、DFが嫌がるようにDFの背後から斜めに走りこんで
ボールをもらいます。

そのままシュート。
しかし、GKが滑り込んで弾きます。

ボールがぽーんと跳ねたところにいたのは、ゾバハンの選手。
ラッキー♪
そのままヘディングシュート。

GKは倒れたままで、間に合いません。
ゴール、2-1。

俄然、勢いがつくゾバハン。
しかし、城南一和は守ってカウンター、のスタイルを保ちます。

そして、後半37分。
城南一和が中央突破。
モリーナがシュート!
それが跳ね返って、金(キム)の足元に。
GKと1対1。
オフサイドは無し。

冷静にゴール左下隅に決めて、3-1。

これで勝負は決まりました。
この3点目は見事でしたね。
さすがモリーナ。
サントスの元10番というのは、伊達じゃないです。

2年連続で韓国のクラブが優勝しました。
ACLトータル8回で見ても、韓国が3回優勝と国別ではトップに立っています。
(それに続くのは、日本・サウジアラビアの2回です)

ただ、じゃあKリーグがJリーグより上かと言えば、
そうとは限りません。

この決勝戦にしろ、結果的には城南一和が勝ちましたが、
10回やればゾバハンが5勝3分2敗くらいの成績を収めるでしょう。

もし、ゾバハンと同じレベルのクラブがイランにいくつもあるのなら、
アジア最強リーグはイランリーグで間違いありません。
あまりパスをつながないので、日本人には評価されにくいスタイルですが。

おもしろいサッカーをしていたゾバハンに勝って欲しかったです。





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