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私は、アーセナルが好きです。
とは言っても、自分のことをGooner(グーナー)なんて呼べるほどでもなく。
ゆるーくてきとーにアーセナルを好きです。

ときどきは、熱くなることもあります。
でも、たまーにです。

そんなゆるいアーセナルファンが、戯言を書いてみます。



アーセナルの何が好きか?と言われたら、やっぱり育成クラブだ、ってところです。
パスサッカーってトコももちろん好きですが、それだけだったら正直バルサの方がすごいです。

でも、出身とか国籍とか人種とか関係無く才能のある若手を見つけてきて
育成しながらどんどん使っていくのは良くないですか?

しかも、すんごい確率で育っていくじゃないですか。

若手が育っていくのを見るのって、ほんと楽しいんですよね。
なんだか、まぶしい感じがするんです。

そういうアーセナルを見て、「よし、俺、ベンゲルを目指すぜ!」みたいなことを
思ってしまいました。(笑

サッカーの話じゃありません。
会社の話です。

実は、こんな私でも管理職の端くれだったりします。
そんな風に思った当時は、新人管理職でした。

ですから。

自分のチームが、別に素晴らしい成績を上げなくてもいい。
トップじゃなくて、3位か4位でいい(笑)。

でも、チームのみんなが、どんどん成長するチームになるようにしたい。
そして、このチームを土台に、次の職場(=バルサ/レアル/マンU/インテル/ミラン?)へ
ステップアップしてもらえるようなチームにしたい。

(繰り返しますが、サッカーとは何の関係もない会社です)

そんな風に思ってしまいました。
当時は新人管理職で、体系的な育成なんてやったことなかったのに、
無謀にもベンゲルを目指しちゃったわけです。

それからは、四苦八苦。
本を読んだり、先輩に話を聞いたり、チームの人といろいろ話したり。

「長所を伸ばせ」と言われて長所を伸ばすように育成してたら、
他の担当から「君んとこの○○さんの短所がひどすぎる。何とかしてくれ」
とクレームが入ったり。
じゃあ、短所を直すように指導してたら、モチベーションが落ちて
受身姿勢になっちゃったり。

ほんと、人を育てるってラクじゃないなぁ、と。
ベンゲルすげーわ。

でも。
ラクじゃないんだけど。
数年間、それに取り組んでいるうちに、みんなが少しずつ育っていくのも
実感できるようになっていったんですよね。

ほんとに少しずつの成長。
もしかしたら、私しか気づいてないかもしれない。

でも、確実に成長しています。
年齢は関係なくて。
私より20歳年上の人でも、着実に成長しているのが分かります。

それが、すごくすごくうれしい。

あー。
なんか分かった気がする。
ベンゲルが、どうしてアーセナルから出て行かないのか。
レアルやバルサやマンUやミランのような3大リーグのトップチームの監督だって、
引く手あまたのハズ。

どうして、育成クラブの監督をし続けているのか。

それは楽しいからです。
充実してるからです。

どんなに苦労しても、育成は止められない。
やりがいがあり過ぎる。

会社から見た場合、きっと私はやっかいな管理職でしょう。
だって、チーム成績がトップだったことは一度もないから。
ギリギリ平均を上回っているくらいです。

ですから、管理職になってからの評価はガタガタ。
出世も止まったままです。
ごめんな、奥さん。

だけど、育成重視の姿勢は変えることはできません。
これ以上ないやりがいを見つけてしまったから。

後輩に出世競争で抜かれていくのが気にならないとは
言わないけど。

でも、やっぱり育成が楽しい。
うちのチームで成長した人たちが、10年後に会社を
引っ張っていくんじゃないか?という夢を見ることが
できます。



今年になって、個人的に衝撃的なことがありました。

うちのチームにいたAさんの移籍(異動)です。

Aさんは若いのですが、すごく前向きで、素晴らしく毎日頑張っていて
あっという間に中堅社員の存在を脅かすくらいに成長しつつある方でした。

アーセナルで言えば、ウィルシャーみたいな感じ?
チーム内のディアビやデニウソンは、すごく危機感を感じているようでした。(爆)

私は、もう少しAさんにうちのチームにいて欲しかったのですが、
フロント(会社)の都合で突然移籍(異動)してしまいました。

実は、Aさんがうちのチームに来たときは、あまり評判がよくありませんでした。
Aさんの前の上司と話をすると、「Aはダメだよ」とものすごく否定形。

正直、「じゃあ、そんな人を押し付けないでよ」みたいな気持ちも無くはなかったです。

でも、実際にうちのチームに来てもらうと、素直にがんばるし、ポジティブだし、
人当たりもいいし、と、ほとんど非の打ちどころがありません。
まだ経験が浅いので、いきなりセスクにはなりませんが、十分ウィルシャーのような
可能性を見せてくれていました。

えーっと、前の上司さん。
どこをどうしたら、ダメって解釈になるの?
意味分かんねぇ!

Aさんはあっという間に成長していき、半年も経たないうちに部署全体でも
指折りの業績を上げるまでになりました。
どうやら先輩社員たちがAさんをかわいがって、いろいろと教えてくれたのが、
良かったみたいです。

ぶっちゃけて言って、このAさんに関しては、俺、ほとんど何もしてねーーー。(笑)

Aさんがうちのチームに来た当時、私はこのタイミングでどうしても
育成しなくちゃならない別の数人の方を重点的に育成していました。

それは、新入社員と中堅社員。
新入社員には、いま基礎を叩き込まないと将来に影響がある、と思って気合いを
入れて育てる必要があったし、中堅社員たちは才能はあるのに今ひとつくすぶっていました。

本人のためにも会社のためにも、どうしても開花させないといけない。
そんな使命感を持って育成していました。

ですから、Aさんのことは、別の先輩社員さん2人にお願いしました。
こんな風に育ててね、と。
その2人は頑張って、Aさんを育ててくれました。
かわいがってくれてたと思います。

そのおかげで、さいわいにも新入社員と中堅社員たちは、私の想像以上に成長してくれました。
中堅社員はレアルかインテル(笑)のような花形部署に移籍(異動)していきましたし、
新入社員は、1年前には新聞も読んでないようなのほほんとした感じでしたが、
それなりにきちんと仕事を回せるようになりました。

Aさんのことは、私はほとんどフォローできなかったです。


Aさんが異動する直前。メールが来ました。

「いつも守ってくれてありがとうございました。これまでで一番の上司でした。」
みたいなことが書いてありました。

衝撃的でした。

だって、俺、何にもしてないじゃん。
Aさん本人が、頑張って成長したんじゃん。
先輩社員たちがAさんをかわいがって、守ってくれて、いろいろ教えてくれたんじゃん。

こんなすごいメールをもらうようなこと、俺は何もしてないよ。

ちょっと泣きそうになりました。

もしかしたら、みんなに育って欲しい、という気持ちだけはAさんにも
伝わっていたのかもしれません。

ベンゲルみたいになりたい。
アーセナルみたいなチームを作りたい。

そう思ってきたことは、間違ってなかったんだな。
ありがとう、アーセナル。

私は、ますますアーセナルが好きになりました。



すると、その数日後。
これまた移籍(異動)した新入社員からメールが来ました。

「mostovoiさんは、もっと偉くなられるんでしょうから、期待しています」

えーと、、、ベンゲルだけでも荷が重いのに、俺にベンゲル+モウリーニョも目指せってこと?

おめーら、俺を買いかぶりすぎだよ!(笑)

ま、でも、期待されることはいいことです。
結果はともかく、やれるだけやってみるか!
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