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U-17W杯で噂のプラチナ世代が苦しんでいます。
ブラジル・スイスに連敗して1次リーグ敗退の危機。
特にスイス戦は2-0からの大逆転負けで、DFやGK、ボランチの守備力を糾弾する声が多いようです。
しかし、そういう捉え方でいいのかな?と疑問に思います。

U-17という若い世代は、経験や組織力が必要な守備は通常苦手であり、個の力、中でも攻撃面での個の力が目立ちやすい世代だと思います。

仮にU-17に守備力を求めるなら、経験・組織力と引き換えに、世界に通じる高い個の攻撃力を手に入れるのは非常に難しくなるでしょう。

逆説的ですが、日本だけでなく、ブラジルもスイスもチームとしての守備力はひどかった。
一方、個の力はブラジルもスイスも高く、欧州クラブに入団することが決まっている選手がいるのもうなずけます。

A代表なら別ですが、U-17代表はどんなに守備や組織が拙くても、そこには目をつむり、個の力を伸ばすにはどうしたら良いのか?を考える方がいいと思います。

そういう視点でスイス戦を見ると、ポイントは守備ではありません。

あれだけ守備が弱いスイスから、なぜ3点しか取れなかったか?がポイントだと思います。

普通ならサッカーで3点を取ったら、3点「も」となるところですが、ゴール前で作ったチャンス数を考えれば、かなりゴールは少ない。
後半、流れをスイスに奪われ運動量がなくなった状態でも、あれだけのチャンスを作り、シュートを打ったわけですから。

チャンスを量産できたのは、日本のパスの正確さと走りの巧みさ、スイスのDFの横の揺さぶりに対する弱さ・俊敏性の無さが原因でしょう。

じゃあ、なぜゴールが3点だけだったのでしょうか?
決定力の無さが原因ではありません。
テレビ解説者の清水さんも仰っていましたが、原因はサイドから攻めなかったからです。

あんなに横の揺さぶりに弱いのだから、サイド攻撃は間違いなく効きます。
3点目のゴールのように。
なのに。
全て中央突破。
まるで、J創成期のクラシックなヴェルディのよう。
そして跳ね返されます。
悲しいほどの柔軟性の無さです。
あのサッカーで、2点差を再逆転するのは非常に困難です。
良くて引き分けでしょう。
それでは、なぜ彼らはサイドから攻めなかったのでしょうか?

自分で観察して、自分で考えて、自分で判断してプレーする思考回路を持っていないからだと私は思います。
これは、"勇気がない、メンタルが弱い"ということとは違います。
本質は、オシムがA代表やJクラブに言っていたことと同じです。
要は、選手に主体性がないのです。

いくら"プラチナ世代"と持て囃されようと、そこは他の世代と変わらない。
そして、それがいつも日本代表のアキレス腱になっています。

宇佐美は、確かに日本で一番ドリブル力・キープ力はありますが、それを有効活用できていたかは疑問です。
1対1で相手を抜くことも少なく、 ポストプレーもあまり効果的ではありません。
では、なぜ真ん中でキープするのか?
FKを得るため?

アリエない。
U-17には、FKをもらうためのプレーなんかして欲しくないし、宇佐美自身もそんな気はないでしょう。

あの位置でドリブルをするなら、ペナルティエリア内に侵入するため、もっとDFを抜かなくてはいけません。
相手DFが密集している外側で、ボールをキープしてウロウロしても怖くないのです。
もし抜けないのなら、宇佐美の力が足りないということ。
それなら、サイドを使う、サイドに流れる、もしくはサイドに散らして中央が薄くなったときに、もう一度中央突破を狙う、等、他の方策もあります。
それを自ら考え決断できなかったのが、宇佐美の最大の課題です。

ブラジルもスイスも、試合途中に選手自身の判断で戦い方を変えていました。
U-17でも、それが当たり前のようにできています。

今夜のメキシコ戦、日本の選手には、主体的に判断してプレーすることを期待しています。
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