上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

JFAの体制へのうっぷんは、ひとつ前の記事で発散したので(笑)
試合内容について書きます。

ぶっちゃけ、U-20W杯の出場国を決める試合のレベルが、こんなに低くていいのかな?
と思いました。

負けた日本はもちろん誉められませんが、韓国もそれほどのレベルではないと思います。
本大会までの残り1年でよほどレベルアップしない限り、
韓国はU-20W杯で恥をかくことになるでしょう。

韓国伝統のフィジカルと縦への速さ。
確かにその長所は出ていましたが、それだけでは世界では通用しません。

韓国のフィジカルはアジアでは強いものの、世界に出ると普通レベルだからです。
フィジカルが普通なのに縦に速くても、世界ではあっさり守り切られます。

それは、10年前に分かっていたこと。

だからこそ、ヒディンク以降の韓国は、フィジカルと縦への速さに加えて戦術と足元を
磨いてきました。
それが実り、「史上最強」と呼ばれた南アフリカW杯の韓国代表は、ボール扱いの面でも
戦術の面でも、個人技の面でも、とてもレベルが高かったと思います。
少しアジアレベルを超越してかもしれません。

そして、堂々と攻撃的な戦い方を見せてベスト16を勝ち取りました。

しかし、今回のU-19韓国代表はフィジカルと縦へのスピードこそありますが、
足元は下手だし、戦術もはっきりせず、個人技も微妙。
ただひたすら突進してボールを奪い、キープし、縦にボールを放り込む。

まるで、10年前の韓国に戻ってしまったようです。
こんな韓国に負けていいはずがない。

そう思っていたのですが、、、、U-19日本代表もそれに負けず劣らず
ガッカリな出来でした。

たぶん、昨年のU-17W杯のときの代表の方が上手くて強いと思います。
3連敗はしましたが、あのときのU-17日本代表のレベルは、決して低くありませんでした。
むしろ高かったと思います。

個人で仕掛けることもできるし、リスクを冒して前に走りこむこともできるし、
何よりどんどんシュートを打っていました。
そのシュートも、なかなか精度が高かったです。

組織守備と主体的な判断力に課題はありましたが、ブラジル・スイス・メキシコと
いった強敵相手に完敗という試合は1つもなく、内容・結果ともすべて惜敗だった
ことからもレベルの高さが伺えます。

一方で、今回の韓国戦では、個人での仕掛けは少なく、前への走り込みもなく、
シュートも韓国よりもとても少ない、という残念な内容になりました。

結果的には2点を取ったものの、1つはセットプレーからのこぼれ球をFW指宿が
決め、もう1点も指宿がPKを獲得して決めたものでした。
両方ともセットプレーからの得点で、流れの中からは決められなかったわけです。

これは、たまたまそうなったわけではありません。
流れの中からチャンスを作れず、シュート数が少なかったことが根本原因です。

日本は、パスを回してボールを前に運んでいこうとしていました。
しかし、フィジカルとスピードで上回る韓国が、中盤でことごとくボールを
奪います。
逆に、日本は韓国から中盤でボールを奪えません。
韓国はフィジカルを生かして、ボールをキープします。

韓国と比べれば、日本の方がパス回しの技術は高いでしょう。
しかし、圧倒的と言えるほど技術力が高いわけではなく、またピッチが
凸凹しているのに、グラウンダーでのパス回しにこだわったので、
パスの精度はあまり高くありませんでした。
韓国はインターセプトしやすかったと思います。

また、韓国は、激しい当たりとスピードで日本の守備を蹴散らし
ボールをキープします。
お世辞にも韓国の足元は上手いとは思わないのですが、1対1の競り合いで
韓国は日本を圧倒しました。

このように、攻守両面で、日本の技術は韓国のフィジカルとスピードに
消されてしまっていました。

しかし。
そうは言っても、さすがに前半のうちに0-2を3-2にされたのには
びっくりしました。
思わず、2006年ドイツW杯のオーストラリア戦を思い出してしまいましたね。



私は、
『若い世代は、組織的守備を重視するよりも個人スキルを磨くべきだ』
という考え方の持ち主です。

ですから、この3失点は頂けないです。
組織守備ではなく、個人守備で負けているからです。

1失点目は、2点目を取ったすぐ後に高いロングボールを入れられたことが
きっかけでした。
このとき、背の高い韓国FW(誰かはよく分かりません)がボールを落とし、
それを受けた韓国MFのキム・ギョンジュンがゴールを決めました。
このとき、落とした韓国FWと競ったのは、CBの遠藤だったと思います。

遠藤の身長は176cmです。
CBとしては、決して高くありません。

ですから、競る前に韓国FWに高さで敵わないことは、すぐ分かったはずだと
思うのですが、まともにボールを競りに行ってしまいましたね。
あそこは、身体をぶつけるべきでした。

人数的には、韓国2:日本3でしたから、落としの精度を狂わせることができれば、
守り切れた確率は高かったはずです。

CBコンビの身長が、2人とも176cmしか無いことを揶揄する向きもあるようですし、
確かにそこは私も疑問だと思います。
しかし、あの場面は遠藤の判断が正しければ、たぶん失点には
つながらなかったでしょう。

しかし、まだ1失点。
1-2でリードしていますし、この後の時間帯は比較的日本のパス回しが
上手くいっていて、韓国に握られていた主導権を取り戻しつつありました。

なのに、2失点目を喫します。
CKです。

これが、ものすごく痛かった。

この失点は、宇佐美の責任です。
マークしていた相手(DFファン・ドヨン)に完全に振り切られて、
ゴールを決められました。
うっかり振り切られたと言うより、パワーとスピードで(つまり実力で)
振り切られたと言っていいでしょう。

宇佐美ファンは聞きたくないでしょうが、この前半終了間際の失点が
韓国に勢いを与えたと思います。
それが、次の失点につながるFKを韓国にもたらしました。

(注:この振りきられた選手は、平出だとおっしゃる方もいるようです。
   もしそうなら、ごめんなさい)


ただ、3失点目の直接の原因は、GK中村のミスです。
確かに、韓国のトリックFKは上手かった。
しかし、両手の間を通り過ぎていくボールを止められないようでは、
GKの責任を問われても仕方がありません。

他の場面では良いセーブを連発していたので、責めるのはかわいそうに
思わなくもないのですが、あの致命的ミスは他がどれだけ良くても
挽回しきれるレベルではないでしょう。

このように、3失点ともチームとして韓国にやられたと言うより、
個人で負けた感が非常に強い失点でした。

プラチナ世代や新黄金世代は、個人スキルが高いというイメージでしたが、
それは攻撃面に限定されていて、守備面での個人スキルは低いことを
この試合では露呈した感があります。


後半も、韓国は中盤でボールを奪っては縦に速くボールを出して、日本を苦しめます。

日本は、サイドをドリブル突破して上がったり、中盤をパスして
前方のサイドに長いボールを出すことができません(精度が低い)でした。
そのため、中盤でボールを奪われることが多く、相手ゴール前までなかなかボールを運べません。

そのため、指宿と宇佐美は前線で孤立してしまいます。

余裕ができたのか、韓国がパスを回し始める時間帯も出てきました。

我慢しきれずに、宇佐美が中盤に降りて来ました。
ゲームメイクをし始めます。

日本にとっては、ほぼ最悪の展開です。
日本チームの中で最高のアタッカーが下がってゲームメイクをし始めたら、
チャンスは出来ても決める人がいません。

南アフリカW杯で中盤に下がったため、1得点もできなかったメッシを彷彿させます。

そして、そのチャンスも劇的には増えませんでした。
宇佐美と言えども、韓国のフィジカルに技術をかなり消されていたからです。
ドリブルが得意なはずですが、1対1で勝ったのは数えるほど。

後半39分。
宇佐美がラストパスを出すまでの一連のプレーは良かったですし、
それを受けて放った坂本のシュートも惜しかったです。
同点弾か!?と期待しましたが、残念ながらバーでした。

ただ、後半の決定的なチャンスは、この1つくらいだった気がします。
一方、韓国は3回ほど決定的なチャンスを作りました。
GK中村が、なんとかファインセーブを見せて失点を許しませんでしたが。

そのまま、試合終了。

この試合、審判の判定は、かなり日本寄りだったと思います。
通常、韓国のPKになってもおかしくないところを見逃してくれましたし、
後半のロスタイムも4分もあって、一瞬「ん?」と思ったほどでした。

それでも勝てませんでした。

ピッチが凸凹だろうと相手のフィジカルが強かろうと、自分たちの技術をひたすら信じて
パス交換しながら中盤を制する。

このU-19日本代表は、そういうスタイルでしか戦えないチームだったのだろうと思います。
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://mostovoi10.blog77.fc2.com/tb.php/207-28ee635e
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。