上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
これから書くことは、大まかな傾向だとお考えください。
もちろん、例外はいくつもあるでしょう。
全く当てはまらないモウリーニョやデシャンのような監督もいます。

ただ、おおむねの傾向として、私がこう思う、ということを書いています。

FC東京の城福監督(49歳)が解任されました。
昨シーズンにナビスコを取ったFC東京は、今シーズンは
降格圏内の16位にあえいでいたからです。

その前にも、似たようなことがありました。

大分もナビスコを取った翌年に低迷し、14連敗した後にシャムスカ監督(当時43歳)を解任。
ジェフ千葉もナビスコを取ったアマル・オシム(当時40歳)を翌シーズン終了後に
解雇しました。

たまたまナビスコを取った監督ばかりになってしまいましたが、
ナビスコを取ったら翌年に監督が解任される、というようなジンクスを
言いたいわけではありません。

ポイントは年齢です。
いずれも40代の若い監督であることにご注目ください。

私は、以前の記事で、こんなことを書きました。


近年、世界で名将と呼ばれる監督の多くは、50代~60代前半に
素晴らしい実績を上げています。
ファーガソン、ベンゲル、ヒディンク、カペッロ、デルボスケ、
フェリぺ・スコラーリ、オシム等々。


逆に言えば、世界のサッカー界において、40代までに名将と呼ばれるのは、
とても難しいのです。

冒頭に書いたようにモウリーニョやデシャン等の例外は、もちろんあります。
ですが、大まかな傾向としては間違っていないような気がします。


それでは、なぜ50代以上にならないと、なかなか名将と呼ばれないのでしょうか?

それは、チームを指揮するにあたって、若い監督には柔軟性がないからだと思います。
もっと言えば、人生経験の厚みが足りない。

そのため、調子の良かったチームが、突然状態が悪くなったときに、若い監督たちは
ほどほどに立て直す、ということに失敗しがちです。

突然状態が悪くなる、というのは選手のケガであったり、フロントとの意見の相違であったり、
補強が的確でない(補強された選手が期待した活躍をしなかった)など、
様々な原因が混じりあっているのが普通です。

たぶん、厳密に見れば、監督の責任でない原因が大部分を占めていると思います。
しかし、マネージメントをする以上、状況が悪化したからと言って
チームの成績がそれに連動するようでは、名将とは言えません。

優勝は狙えなくても、ACL出場権は確保するとか、降格圏内には絶対落とさないとか、
そういったマネージメントに切り替えることが必要です。
切り替えた上で、それを完遂できる能力が、若い監督には不足しがちなのではないでしょうか。

そういったことを行うには、カリスマ性やモチベーターとしての能力、戦術的な柔軟性・多様性、
若手を抜擢する能力やベテランを説得する能力、方針をブラさずに、でも明確に
方針を転換する能力、フロントとの折衝能力、言うべきことは言って言うべきでないことは
黙っておく能力等、監督としての能力というより、人間としての幅や奥行きを
求められてきます。

ファーガソンにしろベンゲルにしろ、名将たちが1回も苦境に陥ったことがない
わけではありません。
むしろ、チームの軸となる選手が出て行ったり、選手のケガや過密日程に悩まされながら、
常に優勝争いを期待される立場です。

そんな中で苦境に陥ったら。
チームや選手をどうコントロールするのか?

スポーツ選手は、基本的にわがままです。
実例を挙げるとバッシングを受けるので避けますが、一般的には”良い人”で通っている
日本人選手であっても、実際には普通の人と比べるとすごくわがまま。

きっと欧州トップクラスの選手たちは、我々の想像を超えてわがままなんだろうな、と思います。
苦境に陥った時にそういった選手たちをコントロールするためには、監督の
人間としての懐ろの大きさが、モノを言うのではないでしょうか。

そのためには、多様なな監督経験を積んだ上で50代を超えるくらいの人生経験が
必要になるケースが多いのだと思います。

むかしは、監督の年齢にかかわらず、新しい戦術や戦い方を持ち込むことができれば、
どんどん勝てて名将と呼ばれた時期があったのだろうと思います。
サッキが典型例でしょう。

でも、いまは情報が一瞬で世界を駆け巡る時代。
戦術では違いを作り出せません。

セスクの移籍を押しとどめるベンゲル、クリスティアーノ・ロナウドとテベスとルーニーの
わがまま3人組を前線に共存させ、ロナウド以外の2人に守備をさせたファーガソン。
これらは、単なるモチベーターや戦術家では、たぶん成し得ないと思います。
選手をコントロールできる総合力が、名将と呼ばれる彼らには備わっているのでしょう。

私は、今後、日本代表の監督を選ぶのなら、少なくとも50代以上であることが
必要条件のような気がします。
ザッケローニ監督は、その条件に当てはまっているので良かったです。

もちろん、十分条件ではないので、50代以上だったら誰でもいい、というわけでは
ないですよ!(笑)


スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://mostovoi10.blog77.fc2.com/tb.php/198-600f336f
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。