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いまさらですが(?)、岡田ジャパンについて書かれた「0勝3敗」(辰巳出版)を読みました。

書籍名が刺激的すぎるし、岡田監督の批判が満載のため、なんとなくキワモノ扱いされそうな本だと思います。
実際、杉山茂樹は少し極端な発言が多いです。

にも関わらず、この本を読んで溜飲が下がる思いでした。

以前から、私は川淵元キャプテン・犬飼会長・田嶋専務理事・小野前技術委員長が牛耳る日本サッカー協会という組織には否定的でした。

日本サッカー界をマネージメントする能力もないのに、身内だけで人事を回して責任は一切取らない。
非公開の密室の中で、声の大きい人が内向きの論理で物事を決めていく。
古い古い体育会的な文化が支配する組織。
それが日本サッカー協会の本当の姿だからです。

まるで天下り官僚のいる役所の外殻団体のよう。

その部分をきちんと批判した本はなかなか無かったのですが、この本はそこについても言及し、論評しています。

こんな本の討論に参加した六川亨・中山淳・杉山茂樹は、今後、日本サッカー協会に様々な嫌がらせや締め出しに遭うのではないか?と心配です。
そういう嫌がらせが怖くて、協会批判ができないマスコミやライターが多いと聞きますし。

本の中で、岡田監督に肯定的な六川則夫でさえ
「カメラマンの僕でさえ知ってる情報や事実をサッカー担当の記者連中も知っているはずなのに、なんで表に出さないんだということですよ。
岡田批判をする前に本来はそこを正すべき。
(中略)代表監督の選び方、チームの作り方を批判するのはいいけどさ。」
と協会には否定的です。

2006年、ジーコジャパンがドイツで敗退したとき、当時の川淵キャプテンも田嶋技術委員長も、全く責任を取りませんでした。
それどころか、田嶋技術委員長に至っては、専務理事に出世しているのです。
代表強化に責任を持つ技術委員長が、です。

牧内、布、池内。
みんな若い世代の日本代表を惨敗させた監督たちです。
もちろん、彼らは無能という訳ではありません。
どちらかと言うと、日本人監督としては、有能かもしれない。

しかし、負けた。

その結果責任は問わず、何のとがめもせず、次の協会関連の仕事を斡旋(あっせん)する日本サッカー協会とは、どういう組織なんでしょうか?
「経験を積ませたい」という名目の下、競争をさせずに特定のお気に入りの監督たちをぬるま湯で保護することは、絶対に日本サッカー界のためになりません。

U-17やU-20世代とは言え代表監督をやりたい、という人は多いだろうし、そもそも日本の将来を担う伸び盛りの世代の監督を、なぜ日本人から限定で選ぼうとするのか分かりません。

選手については、欧州でも通用する日本人が少しずつ出てきましたが、監督については、ユース世代も含めて欧州で仕事をさせてもらえる日本人は非常に少ない。
イタリアやスペインにコーチは何人かいるようですが、監督は5人に満たないでしょう。

そのような現状にも関わらず、競争の原理を無視して身内で人事を回す日本サッカー協会は、本当に正しいのでしょうか?
外国人を含めたもっと広い範囲から監督候補をリストアップし、選んでいくのが正しい姿なのではないでしょうか。

また、この本には、オシム監督が倒れた際の後任選びについて、川淵キャプテンが「俺が岡田に頼んだ」的なことが示されています。
当時、小野剛技術委員長を中心とした技術委員会と田嶋専務理事が(=民主的に多数の人が検討して)岡田監督を選んだように見せかけていましたが、やっぱり、川淵キャプテンの勝手な鶴の一声で決まっていたことが暴露されたわけです。

その頃、川淵キャプテンは自分の思うように動かないオシムにいらだっており、倒れたことをこれ幸いと、早稲田大学と古河電工の後輩で自分の言うことを聞く岡田監督を選んだ、と言われていましたが、本当にそうだったんですね。

なんだか古いテレビドラマに出てきそうな陳腐な学閥や癒着の構図で、"今時、そんなことがあるの?"と言いたくなるような話なのですが、やっぱり古い体育会系の文化はなかなか無くならないようです。

また、英語も話せず(犬飼会長は別として)、世界に何の人脈もない専務理事や技術委員長が実務を取り仕切るのは、何故なのでしょうか?
強化試合で来日する他国代表のメンバーが、いつも2軍になってしまうのは、協会上層部の能力不足を示す典型的な例でしょう。


いずれにしろ、川淵氏や犬飼会長が権力を盾にワンマンで代表監督を選んだり、日本サッカー協会の責任を取らない体質が変わらない限り、日本サッカーはなかなか強くならないでしょう。

個人的には、いまフランスのグルノーブルにいる祖母井さんに、将来、日本サッカー協会の会長をやって頂きたいですね。
GMとして欧州で着々とキャリアを積み、人脈を広げて頂き、それをいつか日本サッカーのために生かして欲しいと思います。

それから、今すぐではないですが、中田英寿にも期待しています。
中田英寿は監督には向かないでしょうが、経営的なことは得意そうです。
45歳くらいになったら、協会会長をやって欲しいですね。
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