当面、ベンゲル辞任論は様子見にしました。
CLグループリーグ第5節でドルトムントに勝ったからです。
この試合は安心して見ていられました。

今後、再びひどい采配をしたり、だらしない試合が続くようなことがあれば、すぐにまた解任論・辞任論を持ち出すつもりですが、とりあえずは引っ込めます。
私も「ベンゲル辞めろ」とばかり言ってるもしんどいので。

この試合、アーセナルも比較的良かったのですが、それ以上にドルトムントが悪かったです。
9月にジグナル・イドゥナ・パルク(ドルトムントのホーム)で戦った時の面影はありませんでした。
たった2か月でここまで弱体化するなんて、、、

ロイスがケガで欠場しているのは確かに大きいとは思いますが、先発メンバーの名前を見る限り、9月と比べて選手のレベルが大幅に落ちたとは思いません。
ですが、試合が始まってみると、前からのプレスに迫力はないし、ミスがやたらと多い。
ボールを持った時の三角形の作り方・ポジショニングといった攻撃的戦術や運動量はそれほど9月と変わらず唸らされる場面も多々あったのですが、各選手個人のパフォーマンスが驚くほど悪かったです。
しかも、誰が、というのではなく、まんべんなく全員のパフォーマンスが低い。

さすがブンデスリーガ16位。降格圏内にいるのも、むべなるかな、って感じです。

開始2分の先制点は、サノゴがオフサイド。
心の中がモヤモヤします。
線審は、ちゃんと最終ラインとサノゴを見ながら判定したにも関わらず誤審。
頼むよ、ちゃんと判定してくれ。あれだけきちんと見てるのに誤審するって、どうなってんだ!?
アーセナルの損得にかかわらず、誤審はキライです。

とは言え、何とか粘ってボールを落としたサノゴ、密集地帯を通すラストパスを出したカソルラ、と良いプレーでした。
いい試合になりそうな予感がします。

前回のマンU戦と同じく、アーセナルは4-2-3-1とも4-1-2-3とも4-1-4-1ともつかない流動的なフォーメーション。
特に、真ん中の3人(カソルラ、ラムジー、アルテタ)が自由に動き回ります。
流動的、と言えば聞こえはいいですが、守備の際にもいろいろと動き回ってしまっています、、、、
そのため、マンU戦と同じく前プレを掛けますが、運動量に依存した無理矢理な前プレなので、しばしば守備組織に穴が開きます。
ドルトムントはそこを見逃さず、三角形を作ってパスを回し、ボールを運びます。
そのため、結構、何度もゴール前にボールを運ばれそうになりますが、必ず勝手にミスをしてくれるので、アーセナル的にはあまり危険はありません。
良い形になりかけたところで自滅します。
こりゃ、弱いわ。

この試合、解説者がかなり誉めたこともあって、アルテタと左CBに入ったモンレアル(本職は左SB)の評価が高いようですが、個人的に一番良かったと思うのはカソルラ。
細かく動いてパスを通し、機敏な動きでボールも失わず、得意のダブルタッチでドルトムントの守備陣を交わします。
前半10分頃のカウンターの起点もカソルラ。中央でボールを奪って倒れそうになりながらも、スルーパスを通してビッグチャンスを演出しました。
個人的にはロシツキを出して欲しかったですが(古巣との対戦なので)、この出来のカソルラがいるなら、ロシツキが出られないのもしょうがない。
やっぱり、カソルラは左サイドではなくて、中央、特にトップ下で起用すべきだと思います。
彼ほどのレベルの両足利きの選手はほとんどいない訳ですから、両足を生かすなら間違いなく中央です。
サイドに置いたら、片足が死んでしまう。
また、サイドは守備面の負担も大きいです。
身体が小さくてダッシュ速度もそれほど速くないカソルラは、サイドで守備に回ったら不利なんですよね。
アーセナルのSBは上がることが多いため、守備面でのフォローが少なく、1人でカウンターを止めなくてはいけないケースも多々あるので。

この試合の両サイドは左がサンチェス、右がチェンバレン。
一時期、トップ下(というよりセカンドアタッカー)にサンチェスが
入っていてパス出しにもパス受けにも高いパフォーマンスを見せて
いましたが、いかんせん、負担が掛かりすぎるので、こっちの方が良いですね。
この2人は走るのが速いので、カウンターも決まりやすい。2点目もカウンターからサンチェスが決めました。
ラムジーが奪ってアルテタが戻し、メルテザッカー→カソルラ→サンチェスがゴール。
メルテザッカーが、ワンタッチでぴたっとカソルラの足元に速いボールを入れたのが秀逸だったですね。
このカウンターは、久しぶりに気持ちの良いコレクティブ・カウンターでした。
快感♪

最近、サンチェスはもちろんですが、チェンバレンの調子が良いですね。
シーズン序盤に比べて、身体のキレが上がってきました。
特に、クイックネスが素晴らしい。
ダッシュ時の加速力、ドリブル時の細かい方向転換、サイドでの1対1から抜きに掛かるときのスピード等、目を見張るものがあります。
身体のキレがあるので、運動量も増えてきており、守備もかなりやるようになっている印象です。

そして、チェンバレンのプレースタイルが、なんとなくサンチェスに似てきている気がします。
サンチェスとは似たタイプの選手なので、意識的に真似をしているのかもしれません。もし、それが成長のきっかけになっているのなら、本当にうれしいです。
ちなみに、サンチェスは、本来、左サイドよりも右サイドの方が得意なのですが(バルサ時代からそうです)、いまのチェンバレンを生かすなら、サンチェスを左サイドに置くのは賛成です。

試合が開催されたのが平日早朝だったこともあり、後半12分、2-0になった処で試合を見るの止めて寝ました。
香川とラモスが交代で入るところでしたが、今日のドルトムントでは何もできないだろう、と思いました。
それほど、チームの出来に差がありましたね。本当に安心して見ていられました。
実際、そのまま2-0で勝ちましたね。

ただ、私が寝てから、非常に残念な事件が起きていました。
後半20分にアルテタがケガをして再離脱。

嫌な予感はしてたんですよね。
アルテタはマンU戦でケガから復帰したのですが、マンU戦で90分フルに出場しただけでなく、さらに中3日のドルトムント戦でも先発。
ケガから復帰したばかりの選手の扱いとしては、おかしいです。
その結果、再度のケガ。

いったい、うちのメディカルはどうなっているんですかね?
毎年のようにメディカルの専門家を獲得しているのに。
本来、メディカルがベンゲル監督に強力に進言して、アルテタのドルトムント戦の先発は断念させるべきだったのでは?

やっぱり、ベンゲル監督がアンタッチャブルになっていて、誰も彼に進言できなくなっているんですかね?
もしそうなら、ベンゲル監督ももちろん悪いのですが、彼をアンタッチャブルにさせている周りもマズイと思います。
特にメディカルは、クビを掛けてでも「休ませるべき選手は休ませろ」と言って欲しい。
監督が起用したいか、選手本人が出場したいか、ではなく、ケガによる離脱リスクや疲労によるパフォーマンス低下リスクを判断し、直接、監督に進言するべきだと思います。
柏レイソルは、毎週のように選手の血液検査を行ってケガや疲労リスクを見極め、起用選手を決めているそうです。

実際、今季も、そろそろサンチェスはヤバイでしょう。
ギブスやカソルラも危険です。
いつ疲労性の故障/ケガしてもおかしくありません。

メディカルには、ぜひ頑張って欲しいと思います。

さて、この試合は快勝しましたが、週末(今日)はアウェイでWBA戦です。
WBAは格下とは言え、アーセナルとは勝ち点差が4しかありませんから、そんなに楽な相手ではありません。
今のドルトムントよりは厄介でしょう。
しかし、その次節はリーグ2位のサウサンプトンとの対戦ですから、さらに厳しい。
つまり、WBA戦はローテーションをする必要があります。
そろそろ、ロシツキを出したり、キャンベルを先発させても良いんじゃないでしょうか。
過密日程の年末年始に、これ以上、ケガ人が出るのは見たくないです。
ローテーションしながら、格下に勝つ。それこそ監督の腕の見せ所です。
頼むぜ、ベンゲル監督!

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