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ナビスコカップ決勝、浦和-鹿島。
延長を戦った末、0-1で鹿島が勝ちました。
鹿島が優勝です。

しかし、かなりレベルの低い試合だったので、げんなりした、というのが正直なところです。

まず、審判が繊細すぎました。
ちょっとした接触で、ファウルを取るわ、イエロー出すわ。
どちらかのチームに有利な笛を吹いたわけではないですが、あまりにもセンシティブなので、
見てられませんでした。
これが、日本のカップ戦の決勝かと思うと、情けない

日本人選手が、プレッシャーの厳しい場面で正確なプレーができなくなる理由が
よく分かります。
こんなに敏感な判定に慣らされてしまったら、そりゃしょうがない。

イエロー2枚で浦和の山田直輝と鹿島の青木が退場しましたが、そのこと自体には
不満はありません。
この主審の判定なら、そうなるのは不思議でもなんでもないし、誤審ではないですから。
判定基準は、ほぼ一貫していました。

でも、こういう基準の判定が、決勝という舞台で下されていいのか、すごく疑問です。


それから、浦和の守備のレベルの低さにも、がっかりしました。
鹿島から全然ボールを奪えません。
だから、鹿島にポゼッションを奪われて、攻撃の機会が非常に少ない。
また、押し込まれるからショートカウンターもできない。
でも、ロングカウンターも下手。

おそらく、フォーメーションが4-1-4-1だから、という問題ではないと思います。

誤解を恐れずに言えば、ペトロビッチ監督のときよりも守備は悪くなりましたね。
前回の横浜Fマリノス戦のときにも思いましたが。

中盤でボールを奪えないので、結局、前線は押し込まれてしまう。
でも、前からボールを奪いたいので、最終ラインは少しでも高い位置を保とうとする。
すると、押し込まれているのに裏が空くので、そこを鹿島に使われる、という悪循環に
陥っていました。

浦和の堀新監督は、就任して10日ほどしか経っていないので、まず攻撃の改善に手を付けたのなら
とても守備にまで手が回らないはずです。
だから、責める気はありませんが、その影響がこの試合にモロに出ていたとは思います。

そのぶん、浦和は攻撃の自由度は上がっていて、良いアイデアもいくつか見られました。
が、連携で崩す場面は非常に少なかったと思います。
後半に1回ありましたが、残念ながらシュートコースは切られていて、あっさりとGK曽ヶ端が
セーブしました。

テレビ解説の清水さんは、なぜか浦和寄りの解説をしていて
「浦和の期待の若手選手たちは、個人技一発で点を取れますからね~」
と何度も言っていました。

そりゃないんじゃない?
鹿島にだって大迫・興梠と若手FWがいるし、プラチナ世代の(世間的には)新星ボランチ柴崎だって
いて、有望な若手には事欠かないのに。
ひどいな

実際、浦和は、たまーーーに、梅崎やエスクデロや原口が個人技で突破を仕掛けて
シュートまで持っていきますが、鹿島DFがサイドに追い込んで角度を無くし
シュートコースを切ってしまうため、まぁ入りません。

テレビでは、アナウンサーや解説の清水さんが
「惜しいチャンスでしたね!」
等と言っていますが、惜しくもなんともありません。
テレビって、両チームとも持ち上げなくちゃいけないので、大変ですね

少し整理すると、

浦和は守備が悪いので、ボールを奪えない。
        ↓
ボールを奪えないので、攻撃する機会が少ない。
奪えても、低い位置なのがほとんど。
        ↓
ドリブルやパスで持ち上がろうとすると、鹿島に囲まれてボールを奪われる。
        ↓
ボールを奪われたくない浦和は、ロングボール&個人突破を仕掛ける。
        ↓
でも、少ない人数での個人突破なので、鹿島の選手にマークされて
シュートコースを消される。
        ↓
でも、何とか無理やりシュートを打つ。
        ↓
GKから見るとイージーシュートばかりなので、簡単にセーブ。

という流れになっていました。
山田直輝の退場は、ある程度の影響はありましたが、直輝がいてもいなくても、
この流れはほとんど同じでした。

当然のことですが、守備が悪いと攻撃ができません。

試合後のインタビューで、鹿島のオリヴェイラ監督が浦和の堀監督を誉めていました。
浦和の攻撃面での可能性を感じたのでしょう。
その点には、私も賛成します。
でも、守備はね。


一方で、鹿島。
サイドチェンジを使ったり、裏を狙ったり、フリーランでスペースを作ったり、と
バリエーション多彩な攻撃で浦和を圧倒しました。
そこは良かったと思います。

しかし、選手によっては、かなりミスが目立っていましたね

大迫・興梠は良かったし、野沢のプレースキック(CK、FK)は良かったですが、
小笠原・中田浩二・遠藤康のトラップやキック精度はどうなんでしょうか?
野沢も、流れの中では良いプレーもありましたが、ミスも結構あった印象です。

特に、小笠原のイージーミス連発には、がっかりしました。
こんなもんじゃなかったはず。
あまりにも力が落ちていました。

同じ『シドニー世代』の遠藤保仁や小野、俊輔と比較すると、その力の落ち方には
愕然とせざるを得ません。

単に年齢だけで、ここまで落ちるとは思えない。
やっぱり、震災の影響があるんじゃないでしょうか。

鹿島は、春ごろに震災の影響できちんとフィジカルの手入れができなかった時期がありました。
練習できない、というだけでなく、ボランティアをしたり、知り合いや親戚の家の復興を
手伝った選手もいたと聞きます。

その影響が、シーズン終盤のこの時期に、鹿島の年齢の高い中堅以上の選手に
現れてきたんじゃないでしょうか。

もし、そうであったなら、このレベルの低さにも納得ができます。

決定力がないのは、大迫や興梠や野沢が何とかしなくちゃいけない部分で、ゴール前の
一瞬の判断に問題があったり、単純にシュート精度がなかったり。
本来なら、この試合、鹿島は90分で2-0か3-0で勝たなくちゃいけなかったと思います。
決定力さえあれば、そのくらいのスコアでは勝てた試合でした。

それから、期待のボランチ柴崎ですが、視野が狭くてこれまたビックリしましたね。
冬の高校選手権では視野が広かったイメージが強いのですが、プロの速さ・激しさの前には、
ここまで視野が狭くなるもんなのでしょうか。
逆サイドにいるフリーな選手にボールを出せば大チャンスになるところを、近くの選手に
ボールを預けてしまったシーンが数回ありました。
育成上手な鹿島のことですから、そのうち花開くのだろうとは思いますが、
まだ時間が掛かりそうです。


来年は、もうちょっとレベルの高い決勝が見たいです。
その頃には、震災や原発の影響がなくなっているといいな、と思います。
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