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2010.12.30 天皇杯
天皇杯準決勝を2試合とも見ました。

清水エスパルスーガンバ大阪戦は、清水のほぼ完勝でしたね。
ガンバのGK藤ケ谷のファインセーブ連発のおかげで3ー0で済みましたが、
藤ケ谷の調子が普通レベルだったら、5ー0か6ー0くらいのスコアに
なってたんじゃないでしょうか。

この試合、ヨンセン・藤本がキレキレで、小野もかなり走っていたし、
兵働・本田拓也のボール奪取も良くて、文句の付けようのない出来でした。
ボスナーも鉄壁でしたね。

ガンバは、遠藤が累積警告で出場停止。
ケガではないので、ガンバは言い訳ができません。

西野監督は、左SBに下平、右SBに安田、ボランチに明神・武井、
2トップにルーカスとイ・グノ、両SHは二川と橋本を置く4-4-2を
敷いてきました。
ルーカスをトップに持ってくる攻撃的な布陣です。

中盤のゲームメイクはできる前提でSBもトップも攻撃重視。
強気です。

しかし、これが裏目に出ました。
清水が素晴らしい運動量を生かした守備で、ガンバにゲームメイクをさせません。

テレビでは小野の運動量を褒めていましたが(そして小野もがんばってましたが)、
さらに褒めるべきは、兵働と岡崎、ヨンセンです。
兵働と岡崎は運動量で、ヨンセンは身体を生かした激しさで、ガンバの
パスワークを分断します。
そのため、イ・グノとルーカスのところまでボールが届きません。
たまに届いても、孤立した状態で届くので、あっという間に清水のDFに
囲まれてしまいます。

清水は奪ったボールを素早くサイドに出して、シンプルにサイド攻撃。
むかしのオランダ4-4-3っぽい攻撃です。
ヨンセンがいると、そういう攻撃ができていいですよね。

清水は、前半であっさり2点を先行。
特に1点目は、藤本とヨンセンの息がぴったり合った良いゴールでした。

すると、西野監督はゲームプランを変更。
下平を下げ、宇佐美を入れてルーカスをトップ下に下げる布陣としました。
ボールが前線に入った時の得点力は下がるでしょうが、ルーカスにも
ゲームメイクに参加してもらうことでボール回しをスムーズにしよう、
という作戦です。

このプラン変更は、ある程度効果がありました。
確かにボール回しは良くなり、チャンスは増えました。
しかし、中盤でボールは回りますが、ガンバは下平を下げてしまったために、
なかなかFWのフォローができません。

そのため、イ・グノも宇佐美もフォローがないまま、ゴール前で突破に
かかりますが、そこで突破できるスキルはないため、やはり得点の匂いは
しないままです。

すると、身体がキレている宇佐美は、ムキになって1人で突破・シュートに
掛かります。
その執念は見事ですが、清水は二重・三重に網を張っていますので、
結局は無理仕掛け・無理クロス・無理シュートを繰り返しているだけに
なっています。

「仕掛けないより仕掛けた方がいい、仕掛ければ何かが起こる」
とおっしゃる方もいるでしょうが、清水DFから見ると、
張った網に1人で突っ込んでくる宇佐美は対処しやすかったと思います。
複数で潰せばいいだけなので。

こういう時の宇佐美は、周りが見えなくなっていて、良くありません。
点を取りたいと言う気持ちは分かりますが、ただ何回も特攻すれば
取れるというものではないです。
ルーカス、イ・グノ、二川との連携から点を取るという意識が、もっと欲しかった。

ここらへんは、U-17W杯(スイス戦)・U-19アジア予選(韓国戦)の時から
変わっていません。
負けているときに、冷静な判断ができない。
今後の課題でしょう。

私はヨンセンが好きなのですが、今日のヨンセンは得点だけではなく、
ポストプレーやゲームメイク、守備や運動量に至るまで非常に良かったので、
とてもうれしかったです。
通年でこの活躍ができれば、清水で契約満了となることはなかったのでしょうが、、、、、
ちょっと残念です。

小野は、この試合、守備に頑張っていたので良かったです。
相変わらず自分より後ろのボールの守備とおとりの走りはしませんが(笑)、
前からの守備とボールを引き出す動きはよくできていて、これだったら
小野の運動量が少ない、なんて言わずに済みます。
逆に、運動量よりパス精度の方が気になったほどです。


ガンバは、リスクを恐れずに攻撃的な戦い方をしようとして
先に失点を重ねましたが、これはこれでいいような気がします。
最初からルーカスを下げて中盤を作りに行くサッカーだと、
こういった大敗はなかったかもしれませんが、得点力が不足するので
中盤でボールを回すだけになっていた可能性が高いです。

そういう観点から見れば、西野監督の采配は十分うなずけるものだと思います。
リーグ戦の横浜Fマリノス戦で0-2で負けたときより、よっぽど
納得のいく負け方ではないでしょうか。

決勝は、FC東京に競り勝った鹿島と清水の戦いになりました。
鹿島は延長まで戦ったのでフィジカルコンディションに不安があるのと、
マルキーニョスがいないので、やはりカウンターの鋭さがなくなっているのが
懸念点。
一方、清水はほとんど懸念点がないですね。
小野が準決勝と同じくらい走るのなら、清水が優勝すると思います。


追伸:
延長で米本が退場し、FC東京の選手が10人になったとき、平山を中盤に下げて
前線に大黒を残す采配にはしびれました。>大熊監督
11人いたら平山を前線に残して大黒を下げるのでしょうが、人数を考慮して
逆にしたのは上手かったな、と思います。
あれがなければ、延長ロスタイムまで1-1で粘れなかったんじゃないかな、
という気がしています。


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