今季のJ1開幕戦、FC東京 vs 浦和レッズを見ました。
結果は1-1の引き分け。
開幕戦だけあって、選手たちの視野が狭く、フィジカルコンディションもそれなりだったので、ちょっとぎこちない感じの試合でした。

さて、注目のFC東京の久保建英は、72分に前田遼一と交代でピッチに入ります。
まだ16歳ですが、バルサ→U-17W杯→U-20W杯と経験しているだけあって、緊張している様子はさらさらありません。
昨季、カップ戦とは言え、トップチームでプレーしたことがあるのも大きいのでしょう。

が、プレーはごく普通。
一般的なレベルの4-4-1-1のトップ下でした。
「元バルサ」、「16歳」というバイアスを外せば、J1の選手として、大したプレーをした訳ではありません。

ですが、TV解説者もアナウンサーも、褒めまくりです。

いやいや、それ、無理やり褒めてない?
22歳のJ2から移籍してきた選手だったら、そこまで褒めますか、このプレーで?
申し訳ないけど、16歳だったら、宇佐美貴史も山田直輝もこの程度のプレーは、普通にやってましたよ。
で、今の宇佐美はブンデス2部で苦しんでいて、山田直輝は今季やっとJ2→J1に昇格したところ(湘南所属)です。

もしかすると、対戦相手が有名な浦和レッズだから?
うーん、開幕戦だけあって、浦和レッズはまだまだ本調子じゃなくて、プレスもかなり甘かったんですが。

久保が、カウンターのチャンスを潰したり、ボールを奪われた直後に再度ボールを奪い返しに行かなかったりもしたんですが、そういったイマイチなプレーについては、まったく言及しません。

やっぱり、自分の身がかわいいですから、解説者もアナウンサーも、久保は褒めそやすしかないんですかね?
いまの久保は、「日本の希望の星」でアンタッチャブルですから。

ですが、こういうマスコミの特別扱いが、日本の若手選手を天狗にさせて潰してきました。
いわゆる”スターシステム”です。

”スターシステム”のことは、知識としては、いまの10代の選手は知っていると思います。
ですが、その本当の恐ろしさは、なかなか分からないでしょう。
自分ではものすごく注意しているつもりでも、知らず知らずのうちに持ち上げられて、いつの間にか天狗になってしまう。
マスコミ対応の経験が浅いからです。
10代なので、当然なのですが。

そして、23歳くらいになって、ハッと気づくのだと思います。
いままでの俺は、なんて甘かったのだろうか、と。

しかし、そこで気づいても、もう遅い。
身体ができ、才能が実力に昇華する一番大事な20歳前後の成長期を、無駄に過ごしてしまった後だからです。
まさに、後の祭り。

いまの久保は、その路線を忠実にトレースしているように見えます。

別に、マスコミに厳しい記事を書け、と言っている訳ではありません。
J1の同じセカンドストライカー/トップ下属性の中村憲剛や清武弘嗣、家長らと同じ土俵で扱うべきだ、と思っているだけです。
年齢は横に置いて。
そうすれば、J1の基準が分かり、久保は長所を伸ばし欠点を改善しながら、良い選手に成長していけるでしょう。

今のままでは、少しずつ久保の成長速度は鈍り、最終的には柿谷か宇佐美のようになってしまう可能性が高いと思います。
既に、16歳の頃のセスクの成長速度を下回っているのですから。
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本日2/23の21時から、ELのRound16(決勝トーナメント2回戦)の抽選会がありました。
アーセナルの対戦相手は、ガットゥーゾ監督率いるACミラン!
2018年に入ってからは7勝3分0敗と絶好調で、セリエAでは7位につけています。
勝った相手には上位のラツィオ(4位)やサンプドリア(6位)も含まれているため、かなり警戒する必要がありそうです。

ぶっちゃけ、ガットゥーゾじゃACミランは立て直せないと思っていたんですよね、、、、
予想外でした。
ガットゥーゾ監督、やるなぁ。

ちょっと調べてみると、いまのミランは攻撃パターンを単純化し、選手のやることをシンプルにしたのが功を奏しているようです。
選手が迷っていない。

フォーメーションは、4-1-2-3。
攻撃では、サイドにボールを出して、ウィング(右:スソ、左:チャルハノール)かSBがクロスを上げます。
そこに、インサイドハーフのボナベントゥーラやケシエが飛び込んできて、頭でゴールを決めるのがパターン。
あとは、チャルハノールやボナベントゥーラのミドルシュートも、得意な攻撃パターンのようです。

守備では、なんと言っても、GKドンナルンマ。
数日後(2/25)に19歳になりますが、とても10代のGKとは思えません。
シュートストップ能力だけなら、チェフとそう変わらないんじゃないでしょうか。
反射速度はそこまで速くないですが、予測が早いし、身長196cmの大きな身体を生かしてシュートコースを消すのが上手いです。

また、チームとしての守備は、現役時代のガットゥーゾのイメージとは異なり、意外と戦術的なようです。
あまりラインは高くなく、中央をがっちり締める守備をするようですし、相手に合わせた守備戦術を採用するらしいですね。
ベンゲル監督が苦手なタイプの監督っぽい。

ミランの弱点と言えば、選手層が薄いことでしょう。
ガットゥーゾ監督は、やっとレギュラーとして起用する11人の最適解を見つけたところで、ベンチ要員を上手く使いこなすところまでは至っていないようです。
シーズン途中で監督を引き継いだので、無理もありません。

しかも、ここからは、ミランは週2日の試合が続きます(アーセナルもですが)。
対戦相手も、ASローマ→ラツィオ→インテル→アーセナル(1st leg)と厳しいので、いまのレギュラー陣だけでは疲労が蓄積するはずです。
その点、選手層がそれなりに厚いアーセナルの方が、少し有利だと思います。

とは言え、アーセナルも、ラカゼットがケガをして手術をしており、ミランとの1st legにはまず出場できませんし、2nd legも怪しい。
また、ELの規定上、オーバメヤンはELには出場できません。

そう考えると、アーセナルの方が少し有利だとは言え、あくまでも少しだと思います。

アーセナルもミランも、リーグ戦ではCL出場圏外の順位にいるため、ELも本気で戦うはずです。
ですから、まだ決勝トーナメント2回戦とは言え、相当アツい試合になるでしょう。
本当は、有給休暇を取ってでも見たいですね。
年度末で忙しいので、実際はどうなるか分かりませんが・・・。
EL決勝トーナメント1回戦の2nd leg、対エステルスンドFK戦。
アーセナルは、ホームにもかかわらず、1-2で敗戦。
ですが、1st legを0-3で勝っていたので、合計スコア4-2でアーセナルの勝ち上がりです。

そもそも、1st legでアウェイゴールを3点決めているわけで、ベンゲル監督は2nd legで余裕の選手起用を見せます。
いわゆる1.5軍がピッチに立ちました。

アーセナル×エステルスンドFK(EL 2nd leg)

ぜんぜん問題なしです。
極めてごく普通の采配で、とても良かったと思います。
来週は、マンCとの2連戦(リーグ杯の決勝戦とリーグ戦(アウェイ))が待っています。
ここでローテーションせずに、どこでローテーションすると言うのでしょうか。

この2nd legは勝敗はともかく、決勝トーナメント2回戦に勝ち上がりさえすれば良い試合でした。
そういう意味では、本来の目的を達成できたので、とても良かったです。

・・・が、やっぱり、リアルタイムで試合を見ちゃうと、ちょっと思う処もあるんですよね笑。
ファンというものは、欲深でイケませんね・・・(^^;

この試合で一番気になったのは、CBのホールディングとチェンバース。
この2人はインターセプトを狙うためか、前に上がりすぎです。
4バックなので、CBは2枚しかいないのに、どうして片方がそんなに上がるのでしょうか?
リスクが高すぎます。
彼らのどちらかが上がると、中にどちらかのSBが絞るしかありません。
すると、その絞った方のサイドにパスを出されて、相手にそのスペースを使われます。

そんなシーンが何度も見られました。

2CBでCBが上がるのは、相手FWのポストプレーを邪魔する際と、シュートしようとしている相手選手のシュートストップを狙う時だけで良いと思います。
そういう場合、相手選手はゴール近くでプレーしようとするわけですから、CBは少々上がっても、上がりすぎるケースは少ないでしょう。
そして、上がり方が少ないので、CBが上がったスペースをボランチが下がって埋めることもできますし、密集しているので、最終ラインの誰かがフォローするこもと可能です。

ですが、CBがインターセプトを狙おうとすると、相手の選手の前に入らなくてはならないため、かなり上がる必要があります。
すると、最終ラインとの距離が長くなるので、ボランチは下がり切れないし、アーセナルのSBは上がり気味なので、絞るにしても遅れがちになります。
そうなると、最終ラインはスカスカになってしまうので、上がったCBのインターセプトが失敗してしまえば、一気にピンチに陥ります。

3CBであれば、CBが上がることはそこまでリスクはありませんが、2CBでは、それは非常にリスクの高い守備の仕方だと思います。
なぜ、そんな守備の仕方をベンゲル監督が許しているのかが理解できません。

この試合の1失点目は、ホールディングが上がってボールを奪いに行ったのに奪いきれず、そこでコラシナツが絞ろうとした際に逆を突かれてサイドを使われたのが、失点の直接原因です。
試合記録だけを見ると、チェンバースが悪かったように書いているケースもありますが、本当はチェンバースにはほとんど責任はありません。

もちろん、チェンバースが悪かったケースもありました。
直接、失点には繋がりませんでしたが、チェンバースが上がり過ぎてチャンスを作られた場合もありましたね。

ベンゲル監督にしろ、ボールド(コーチ)にしろ、2CBの時のCBの正しい守り方を、若手CBには教えてあげて欲しいと思います。。。

それから、ムヒタリアンが前半は右に入っていたのですが、ベンゲル監督は何か思う処あったのか、後半はムヒを左に置き、イウォビを右に置きました。
ポジションチェンジです。

ですが、ムヒタリアンは、ドルトムント時代もマンU時代も真ん中か右しかやったことがありません。
サンチェスのようにドリブルで切り込んだり得点できる能力は無く、基本的にはパサー。
ですから、左に置かれるとプレーの幅が狭まり、苦しそうでした。
もともと、左足は超絶苦手で、左足でのボールコントロールもパスも上手くないんですよね。

最近、ベンゲル監督はムヒを左に置きたがりますが、移籍直後にやったことのないポジションをやらされるムヒが、かわいそうに見えます。
それじゃあ、実力を発揮するのは難しい。
もう少し配慮してもらえませんか、ベンゲル監督?
いくらコンバートが好きだからって、シーズン途中で移籍してきた選手をいきなりコンバートするのはどうなんでしょう?

浅野拓磨がアーセナルに来る前に、私はこんな記事(『浅野拓磨がアーセナルに来るべきでない3つの理由』)を書きました。
浅野がアーセナルで成功する確率は非常に低いので、アーセナルに来るべきではない、という主旨の記事でした。

ですが、結局、浅野は2016年夏にアーセナルに来ました。
そして、私が想定していたように、雑なレンタル先を選ばれて、いまはブンデス1部のシュツットガルトでベンチ外の日々です。
私は、アーセナルに関係なく浅野のことは好きなので、とても応援していたのですが、、、、
本当に残念です。

もともと、浅野の長所は、CFとして裏を取ってゴールすることだと思います。
Jリーグでは、その長所は立派な武器でしたから、欧州移籍先でもその長所に磨きを掛けるべきだ、というのが私の想いでした。

ですが、ベンゲル監督は、浅野をよりによってシュツットガルトにレンタル移籍させてしまいました。
「えー、それはどうなん?」と思ったものです。

当時のシュツットガルトはブンデスリーガ2部だったので、身の丈にあった良いレンタル先だと思った方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、実際には、ほぼ最悪のチームに移籍したのでした。
というのは、浅野と同時にシモン・テローデがシュッツトガルトに移籍してきたからです。
シモン・テローデは、前季にブンデスリーガ2部で得点王を取ったFWで、年齢的にも26歳とこれから全盛期を迎えるであろう時期でした。
実際、シュツットガルトでも、シーズンで25ゴールを決めて、再び2部の得点王に輝きました。

その結果、22歳だった浅野はサイドに追いやられました。
浅野は、速いことは速いのですが、実はそこまでドリブルが上手くないので、サイドではDFをあまり抜けないのです。
ぶっちゃけ、不得意なポジションだと思います。
ですが、浅野はサイドの選手だと認識されるようになっていきました。
日本人らしく、そこそこ器用なためです。

そして、シュツットガルトは、今季、ブンデスリーガ1部に昇格しました。
そこでシュツットガルトが獲得したのは、なんとマリオ・ゴメス!
バイエルン時代にCLで優勝したことがあり、W杯やユーロにも常に出場していた最高クラスのFWの1人です。
最近は調子を落としていたとは言え、まだ32歳。
浅野が1トップを張る可能性はなくなりました。

さらに監督が、4-4-2というフォーメーションを取ったため、サイドの選手と思われている浅野のポジションは消えました。
4-4-2で浅野がサイドに入るには、いまの守備力では到底無理だからです。
一方で、2トップにはマリオ・ゴメスとギンチェクという背が高くてフィジカルの強いFWが、ポジションを占有。
浅野が入り込む余地はありません。

2年目については運も絡んでいると思いますが、やはり、1年目でケチがついたのが非常に大きいと思います。
なぜ、アーセナルは、シモン・テローデが来るクラブに浅野を送り込んだのか。
初めて欧州に渡るアジア人FWにとって、シモン・テローデが大きな壁となり、成長を阻害する可能性が高いことは分かっていたろうに。

やはり、アーセナルは若手FWを育てるのが、本当にとても不得意なクラブだと思います。
浅野には、さっさとアーセナルを出て、中程度規模のクラブでFWに困っているチームに移籍して欲しいです。
アーセナルとチェルシーが、前バルセロナ監督のルイス・エンリケの獲得競争をしているという噂が立っています。
典型的な移籍ゴシップですし、この時期に立った監督獲得の噂は、ほぼガセです。
昨季、アーセナルにアッレグリが来るかも?みたいな噂が立ったのも、この時期でしたね。

ですが。
今回は、ちょっと本気で期待します。
アッレグリと異なり、エンリケは、いまどこの監督もやっていないからです。
条件(お金も、お金以外も含めて)次第では、エンリケを獲得できる可能性はあると思います。
エンリケは、自分のサッカーに合う選手の獲得を希望するタイプの監督です。
ですから、その希望をアーセナルがかなえられれば、来る可能性はあるでしょう。

また、チェルシーは、在籍選手のタイプから言っても、チームカラーから言っても、守備から入るクラブです。
攻撃から入ろうとした今季のコンテ監督や一昨季のモウリーニョ監督、少し前のビラス・ボアス監督など、攻撃的なチームを作ろうとしたときには、なかなか成功しません。
エンリケ監督のポリシーと照らし合わせた場合、チェルシーよりもアーセナルの方が上手くクラブをアピールできる可能性は高いと思います。

欧州のトップクラブを見た場合、今季、監督を代える可能性が高いのは、チェルシー、アーセナル、レアル・マドリードです。
エンリケは、選手時代にレアルにも所属していた時期もありましたが、どちらかと言うとバルサの選手であり、監督としてもバルサで成功した以上、レアルに行くことはないでしょう。
そう考えると、頑張り次第ではアーセナルに来る可能性も十分あるのではないでしょうか。

実は、レーヴ監督も狙い目です。
今夏のロシアW杯で、ドイツ代表監督は一息つきそうだからです。
レーヴは、次期バイエルン監督が内定している、とも言われていますが、現バイエルン監督のハインケスが素晴らしい成績を上げているため、今夏でハインケスを切ることはないと思います。
そうなると、アーセナルにもチャンスが生まれます。

本当は、シメオネかアッレグリに来て欲しいですが、それは相当困難なミッションなので、エンリケかレーヴに来て欲しい。
高望みかもしれませんが、いくらかは可能性があると思っています。